期間×減量体重のダイエット方法

ケトジェニックダイエットのメリット・デメリット10選

ケトジェニックダイエットのメリットとデメリットをざっと把握したいという人のため、メリデメそれぞれ簡潔にまとめてみました。


ケトジェニックダイエットのメリット

まずはメリットから。代表的なものを4つあげました。

  • 痩せられる可能性が高い
  • ルールがシンプル
  • 食べる量を気にしなくていい
  • 運動なしでも痩せることが可能

それぞれ簡単に解説します。


痩せる可能性が高い

まず痩せられる可能性が高いというのは大きなメリットです。ケトジェニックダイエットにおいては、糖質の摂取量を大きく減らすため、脂肪以外にも水分が大量に身体から抜けます。


それにより開始数日でも1~2kg体重が減ることが多いです。水が抜けることで見た目の変化も大きく短期間で大きく痩せた実感を持つことができます。


ルールがいたってシンプル

ケトジェニックダイエットはルールがいたってシンプルです。タンパク質、脂質、糖質の割合を3:6:1にします。


数字が細かいようですが、炭水化物量を極限まで減らし、その代わり脂質を多めにとるというざっくりしたダイエットプランでもダイエットに成功できます。


意志の弱い人でも、このシンプルなルールさえ守っていれば、問題なく痩せていくことができます。


食べる量を気にしなくていい

食べる量をあまり気にしなくていいのはケトジェニックダイエット最大のメリットかもしれません。


糖質を取らないことで、血糖値が安定し、かつインスリンの濃度も一定に保たれます。それにより、脂肪が蓄積しにくくなります。


細かくカロリー管理をしなくても、脂肪がどんどん利用されて痩せていきますので、食事管理のストレスが非常に少ないと言われています。


運動なしでもOK

厳密には運動を少し取り入れたほうが痩せやすくなりますが、ケトジェニックダイエットの場合は、運動しなくても痩せていくことができます。


ケトジェニックダイエットは、食事管理によるダイエット法の一つなので、運動の有無はあまり関係がありません。


運動が苦手、続かない人でもケトジェニックダイエットなら痩せることができます。


ケトジェニックダイエットのデメリット

多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。


  • 食費がかかる
  • 食事の満足感が低い場合がある
  • 独特の体臭
  • 栄養不足に陥りやすい
  • リバウンドしやすい
  • 化学的研究が不十分でリスクが排除しきれていない


食費がかかる

これは意外と大きなデメリットで、炭水化物を食べられない分、いつもより肉や魚の消費量が多くのなるため、その分食費がかさみます。


炭水化物を断つことにより、ビタミンやミネラルを補填する別の食材が必要になりますので、食費の増大は避けられません。


食事の満足度が低い

糖質を摂取しない分、食事の満足感は下がる傾向があります。血糖値が上昇しない分、満腹中枢が刺激されにくくなり、お腹いっぱいになるという感覚がかなり薄れてきます。


ただこれには一長一短があり、満足感を得られない分、逆に言えば、極度な空腹も感じにくくなります。


独特の体臭

ケトジェニックダイエットがうまくいくと、血中のケトン体濃度が上昇するため、独特のアセトン臭がすることがあります。すこしツンとする匂いです。果物のの腐ったような臭いと表現されることもあります。


我慢できないほど臭くなることはまれですが、ある程度体臭に変化はあることを覚悟しておく必要があります。



栄養不足に陥りやすい

ケトジェニックダイエットは一般的な日本人の食事内容と大きくかけ離れているため、炭水化物(糖質)を摂取しなくなった場合、栄養不足になってしまう人がいます。


一般的な日本人の食事における糖質は全体の摂取カロリーの60%程度と言われていますが、これを脂質で補填するのは意外と大変です。


知らず知らずのうちにダイエットではなく、単なる栄養不足になってしまう可能性があるので注意が必要です。




リバウンドしやすい

ケトジェニックダイエットは非常にリバウンドリスクが高いダイエットです。これはケトジェニックダイエットを推進する専門家でも認めています。


ケトジェニックダイエットでは、そもそも脂肪以外にも筋肉内のグリコーゲンそれに伴う水分が減少するため、大きく体重が落ちます。


ケトジェニックダイエットをやめた瞬間から、このグリコーゲン量は回復しますので、その分急速に体重が元に戻ります。


またケトジェニックダイエットでは筋肉量も減りやすいため、基礎代謝が落ちやすく、その分ダイエット後に太るリスクも高くなります。


ケトジェニックダイエットのやめ方を間違うと、100%リバウンドしますので注意が必要です。




化学的な研究が不十分でリスクが排除しきれていない

ケトジェニックは最近でこそ、人気のダイエット方法として認知されるようになりましたが、科学的な観点から言えば、被験者数はまだまだ少なく、高脂質低糖質の食事が身体にどのような影響を及ぼしているのか不明な部分があります。


また専門家でもケトジェニックダイエットの賛成派と否定派がおり、それぞれに論文があります。


ダイエット効果は確かな効果があるものの、糖尿病や循環器系疾患との関連もまだまだ研究段階です。


その意味で、20代から30代の健康体の方は実施しても問題ない方が多いですが、持病や疾病を抱えている方、またはその予備軍、さらに未成年など未発達の体にとっては良い影響ばかりでないことを認識しておいたほうが良いでしょう。


とくに日本人にとっては、これまでの栄養バランスと真逆となるため、どんな病気になってもおかしくないというのは事実です。


ケトジェニックダイエットを行う際はこの点を理解しておく必要があります。




まとめ

ダイエット効果が高く、ストレスが少ないと言われるケトジェニックダイエットですが、デメリットも多いです。

ケトジェニックダイエットを行う際は必ず今回紹介したデメリットも認識しておきましょう。


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