20代本気ダイエット!食事・運動・睡眠・入浴の基本をおさえれば必ず痩せられる!
今回は20代の方がダイエットする場合に、効果がありかつ理想的なダイエットについて解説していきます。
効果があると言っても、極端なダイエットは解説しません。本来痩せるために必要な運動と食事を中心とした基本的で効果のあるダイエットをご紹介します。
20代のダイエット成功の秘訣は自分の身体と生活の変化を知ること
20代のダイエットにおいて最も大切なことは、自分の身体と生活の変化を知ることです。
30代、40代の方が「痩せにくくなった」などと聞くことも多いと思いますが、体質の変化や生活環境の変化にフォーカスした場合、実は20代の身体は最も変化しており、痩せにくい身体に徐々に変化している人が多いです。
20代のうちに、太りやすい生活習慣が定着してしまう人も多いです。
20代は生活の変化で太る原因が増える
20代の生活の変化は人生の中でも激動の時期と言えます。ダイエットにおいては、5つの重大な要素が変化しています。
- 急激に運動量が減る
- 食事量と飲酒量が増える
- 睡眠時間が短くなる
- ストレスが増える
- 基礎代謝がおちる
20代で太る原因①運動量が減る
まず最初に挙げられる変化は、運動量の変化です。学生時代はどうしても自転車や徒歩に移動が限られていることが多いですが、20代になってくると、車での移動、電車での移動が大半となります。さらには、日中帯ほとんどデスクに座って仕事をする人も多くなり、一日全体の運動量が下がりやすくなっています。
20代で太る原因②食事量と飲酒量が増える
20代の多くの人は、働き始め学生時代に比べて金銭的な余裕も出てきます。学生時代はお金がなくて食事を制限せざるを得ない人も多いと思いますが、その点経済的に余裕が出てくると食べたいものを食べたい時に食べられるようになり、それだけ食事量が増えてしまう人が多いです。
また食事と合わせて、増えてくるのが飲酒量です。
飲酒は単純にカロリー量を増やすということもありますが、アルコールが代謝されている間に脂肪の代謝が滞ってしまうことになるため、内臓脂肪が溜まりやすい状態を引き起こします。
20代で見た目は、太っていないのに、お腹だけが太っている、いわゆる“ビール腹”になっている人は意外と多いものです。
20代で太る原因③睡眠時間が短くなる
20代の生活であげられる3つ目の変化は、睡眠時間の変化です。慣れない仕事をこなす時間や、飲み会なども増える、かつ業務開始時間には絶対に間に合わなくてはならない状況が合わさって、睡眠時間は短くなっていきます。非正規、バイトの人も当てはまる人は多いと思います。
ダイエットにおいては、食事と運動が大半を占めると思っている人が多いですが、睡眠時間はそれと同等の影響があり、睡眠時間が減ることによって、
- 脂肪分解時間の減少
- 胃腸が汚れやすくなる
- 物理的に食事できる時間が増える
などの影響により、非常に太りやすくなります。
20代で太る原因④ストレスが増える
20代になると、ストレスになることが増えてきます。就職、仕事上の付き合い、結婚、育児等々、10代とは比べ物にならないほど、ストレスが増える要因が多くなります。
ストレスは、脂肪代謝を滞らせる要因の一つであり、全く食生活や運動量が変っていなかったとしても、太ってしまう原因となります。
20代で太る原因⑤基礎代謝が落ちる
これは主に女性に当てはまることですが、女性の身体は、10代に基礎代謝のピークを迎え、それ以降はどんどん下がっています。女性にとっては、20代はもっとも基礎代謝が急激に変化する時期とも言えます。
日々の運動量の変化と合わせて、一日のカロリー消費量は10代のころと比べて、100kcal近く減少している人もいるでしょう。
100kcalと聞くと、たいしたことないと思う人もいるかもしれませんが、食事量が全く変わらない場合、単純計算で、100kcalが余分になると、1年間で36000kcal。脂肪量にして5キロ体重が増えてしまうことになります。
5キロ変化すると見た目は変わります。10代のころと比べて食生活はほとんど変化してないのに、5~10キロ太ってしまったという人は多いのではないでしょうか。
本気なら実践しよう!20代の超具体的なダイエット方法
それではここから具体的なダイエット方法を解説していきます。20代は生活環境の大きな変化によって、太りやすくなっていると言っても、30代、40代に比べればまだまだ痩せやすい時期です。
本気を出せば、誰でも理想の体型を手に入れることができます。
ダイエット方法は5つの項目に分けて解説していきます。
- 目的・目標の設定
- 食事
- 運動
- 入浴
- 睡眠
少々長いですが、ひとつずつ確認していきましょう。
20代のダイエット①目的・目標の設定
まず最も大切なことは、目的と目標の設定です。
目的と目標があいまいだと痩せることはできません。明確な目的と目標の設定を行いましょう。
目的の設定
ダイエットの目的というのは、人それぞれであり、具体的であれば、目的は何でも構いません。ただしダイエットが苦しくなった時でも、目的を再確認すればモチベーションが維持されるようなものでなければいけません。
例えば、
- 振られた彼氏・彼女を見返してやる
- ○○日の結婚式までに絶対痩せる
- お気に入りだった服をもう一度着れるように
- 太った自分には似合わない可愛い服を着れるようにする
- 体型で馬鹿にしてきたあいつをぎゃふんと言わせる
等々、強い目的意識があればあるほど、ダイエットは成功しやすくなります。
具体的な目的を設定してくださいと言って、よくありがちなのが、〇〇日までに〇〇キロ痩せるといったものです。
これは目標であり、目的ではありません。〇〇日に〇キロ痩せると言って、やる気が出る人もいるかもしれませんが、苦しくなった時、誘惑に負けそうな時に全く歯が立ちません。
目標ではなく、
- 痩せた場合にどのようなメリットがあるのか
- 痩せなかった場合にどのようなデメリットがあるのか
を明確にすることが、ダイエットの目的設定になります。
目標の設定
つづいて目標を設定しましょう。目標は主に期間と目標体重を決めることを指します。
目標を設定する上での注意点としては、長すぎず、短すぎずというのが大切です。
期間が長すぎると、モチベーションを維持することが難しくなりますし、期間が短すぎると、到底達成得ない目標になってしまったり、無理なダイエットで結局リバウンドするということになってしまいます。
体重の減少幅の理想としては月当たりマイナス5%の減量です。5%程度の減少であれば、リバウンドのリスクも少なく、健康的に痩せられます。またその後さらにダイエットする際も無理なく継続することができます。
女性ならば、生理が止まるなどの症状も出にくくなります。
目標の立て方がいまいち分からないという人は、1ヶ月でマイナス5%の減量を目指しましょう。
計算方法は簡単です。
現状の体重×0.95=1ヶ月後の目標体重
となります。
体重ごとにずらっと書いてきます。
- 45キロ⇒42.8キロ
- 50キロ⇒47.5キロ
- 55キロ⇒52.3キロ
- 60キロ⇒57.0キロ
- 65キロ⇒61.8キロ
- 70キロ⇒66.5キロ
- 75キロ⇒71.3キロ
- 80キロ⇒76.0キロ
- 85キロ⇒80.8キロ
- 90キロ⇒85.5キロ
- 95キロ⇒90.3キロ
- 100キロ⇒95キロ
もっと短期間で痩せたい!という人でも、できる限り減量幅を5%以内に抑えたほうが良いと思います。今回解説しているダイエット方法を実践すれば、ほぼ100%の人がマイナス5%の減量を達成することができるので焦る必要はありません。
一旦1ヶ月の目標をクリアしたのち、さらに痩せたい人は、同じ要領でダイエットを続ければ、自分の理想の体重に近づくことができます。
一日あたりの削減カロリーを明確にする
目標体重が決まったら、そこから一日あたりに削減すべきカロリーを明確にします。
- 現状45キロの人⇒-540kcal
- 現状50キロの人⇒-600kcal
- 現状55キロの人⇒-660kcal
- 現状60キロの人⇒-720kcal
- 現状65キロの人⇒-780kcal
- 現状70キロの人⇒-840kcal
- 現状75キロの人⇒-900kcal
- 現状80キロの人⇒-960kcal
- 現状85キロの人⇒-1020kcal
- 現状90キロの人⇒-1080kcal
- 現状95キロの人⇒-1140kcal
- 現状100キロの人⇒-1200kcal
体重ごとに一日あたりに削減すべきカロリーを示しましたが、これを食事制限と運動によって達成していきます。
20代のダイエット②食事について
食事はダイエットの最重要項目であり、食事にアプローチしない限り、痩せないと言っても過言ではありません。
食事については4つことを実践します。
- 一日の目標カロリーを認識する
- 栄養バランスを適切に保つ
- 空腹時間を確保する
- アルコールの摂取量を制限する
20代ダイエットの食事①目標カロリーを認識する
まず何といっても大切なのは、一日の適切な目標カロリーを知ることです。曖昧な食事制限は効果がでなかったり、無理な食事制限をやってしまう原因となります。
自分の目標に対して適切なカロリーを知っていれば、無理なダイエットをして、結局痩せない、不健康になってしまうなどのリスクを排除することができます。
先ほどの目標設定で、体重ごとの一日あたりに削減すべきカロリーは分かっているので、それから食事制限量を割り出します。
運動の比重を大きくしてしまうと、ダイエットに挫折しやすくなるので、運動による消費カロリーは200kcal程度に抑えておくと無難でしょう。
そこから計算すると、体重ごとの食事制限による削減カロリーは以下のようになります。
- 現状45キロの人⇒-340kcal
- 現状50キロの人⇒-400kcal
- 現状55キロの人⇒-460kcal
- 現状60キロの人⇒-520kcal
- 現状65キロの人⇒-580kcal
- 現状70キロの人⇒-640kcal
- 現状75キロの人⇒-700kcal
- 現状80キロの人⇒-760kcal
- 現状85キロの人⇒-820kcal
- 現状90キロの人⇒-880kcal
- 現状95キロの人⇒-940kcal
- 現状100キロの人⇒-1000kcal
体重軽めの人は、もともとの食事量が少ないので、食事制限自体も少なくなります。現在ヘビー級だという方は、食事制限量が多くなります。
体重ごとの現状の摂取カロリーから考えた場合、おおよそ一日の食事量の目安はご覧の通りになります。
<女性の体重ごと一日の摂取カロリー目安>
- 45キロ:1140kcal
- 50キロ:1140kcal
- 55キロ:1140kcal
- 60キロ:1130kcal
- 65キロ:1120kcal
- 70キロ:1120kcal
- 75キロ:1115kcal
- 80キロ:1110kcal
- 85キロ:1100kcal
- 90キロ:1100kcal
- 95キロ:1090kcal
- 100キロ:1090kcal
<男性の体重ごと一日の摂取カロリー目安>
- 60キロ:1360kcal
- 65キロ:1360kcal
- 70キロ:1400kcal
- 75キロ:1420kcal
- 80キロ:1440kcal
- 85キロ:1460kcal
- 90キロ:1480kcal
- 95キロ:1500kcal
- 100キロ:1520kcal
あくまでも現状体重の摂取カロリーは平均的なものであり、そこから削減カロリーを差し引いたものですが、だいたいの目安になりますので、参考にしてください。
女性と男性は基礎代謝が違うので、その点を考慮した数値になっています。
20代ダイエットの食事②栄養バランスを適切にする
ダイエットにおいては栄養バランスが非常に重要です。最近では、糖質制限ダイエットや脂質制限ダイエットなどある栄養素を制限するダイエットが目立ちますが、まずは栄養バランスを適正にするところからスタートします。
脂肪燃焼の仕組みというのは、複雑に栄養素が作用しあって成立しています。例えば三大栄養素の代謝にはビタミンB
群が深く関わっていますし、鉄などのミネラルも脂肪燃焼には欠かせない栄養素です。
極端な栄養バランスは、本来脂肪燃焼の為に必要な栄養素が欠乏するリスクがあり、カロリー制限をしているわりに痩せないなど「食べてないのに痩せない」という症状を引き起こしてしまいます。
まずは栄養バランスを適切にして、脂肪燃焼に必要な栄養素が整っている状態を作りましょう。
三大栄養素のバランスを整える
栄養バランスを意識する上では、三大栄養素のバランスがカギとなります。
厚生労働省が発表している最大栄養素のバランスは次の通りです。
- タンパク質13~20%
- 脂質20~30%
- 炭水化物50~65%
三大栄養素のバランスを意識することによって、食品に含まれるビタミンやミネラルの栄養素のバランスも整いやすくなり、全体が適正なバランスに保たれやすくなりいます。
例えば、体重70キロの女性が1ヶ月で、5%の減量を目指す場合、一日の目標摂取カロリーは、1120kcalですが、これを先ほどのバランスに当てはめると次のようになります。
- タンパク質36~56g
- 脂質25~37g
- 炭水化物140~182g
※タンパク質、炭水化物1g=4kcal
脂質1g=9kcal
具体的な食材で言うと、
- タンパク質:ゆで卵4~7個
- 脂質:サラダ油大さじ2~3杯
- 炭水化物:2~3膳
と言う感じになります。一日1120kcalと言っても、意外と量を食べても良いということがお分かりいただけるかと思います。
食物繊維を積極的に摂取
三大栄養素のバランスさえ整えば、おおむねそれ以外のバランスも整いやすくなります。その上で、野菜や海藻、キノコ類などの食物繊維も積極的に摂取するようにしましょう。
食物繊維は、
- 糖や脂質の吸収を緩やかにする
- 食事のかさまし効果
- 腸内環境を整える
などのメリットがあります。ビタミンやミネラルも補いやすいのです。厳密な量は定義すると食事を考えるのがストレスになってしまうので、「野菜、海藻、きのこをたくさん食べよう」という気持ちでいることが大切です。
20代ダイエットの食事③空腹時間を確保する
脂肪を燃焼する上で、空腹時間の確保は非常に重要です。人間の身体は空腹時に積極的に脂肪を燃焼する仕組みになっています。意識的に空腹時間を確保することによって脂肪が燃焼されやすい時間を作り、脂肪を効率よく燃焼していくことができます。目安としては半日程度、具体的な時間としては10~12時間程度何も食べない時間を確保するとよいでしょう。10~12時間に睡眠時間も入れてよいので、そこまで難しいものではありません。
空腹を作る時間は自分が比較的お腹のすきにくいと感じる時間に自由に合わせて問題ありません。
20代ダイエットの食事④アルコール摂取量を制限する
20代になるとアルコールを飲む機会が多くなります。しかしアルコールはダイエットにおいてメリットはほぼないと言い切っていいものです。
ストレス発散程度に飲むならよいですが、頻繁に飲む癖がつくと、やっかいです。
先ほども解説した通り、アルコール代謝時は、脂質代謝が滞りやすくなるため、内臓脂肪蓄積量が増加します。
ダイエット中は週に多くて1回程度。一回に飲む量はビール2缶程度にとどめておくのが無難です。
アルコールは内臓脂肪蓄積以外にも、むくみの原因になったり、アルコール代謝時に糖を消費するため、むしょうに糖質が食べたくなったりと、食欲のコントロールにも影響を与えます。
20代のうちにうまくアルコール量を制限することができていると、30代、40代で肥満になりにくく、10年先、20年先の体型や健康にもプラスに働きますので、アルコールの適切な量を今のうちに見極めておきましょう。
アルコールを飲む際のおつまみに気をつける
アルコールは飲まないに越したことはないと分かっていても、全く飲まないようにするのは難しいことです。仕事上どうしてもという場合もあるでしょう。
そんなときは、おつまみに気を付けておくと、脂肪蓄積のリスクをある程度抑えることができます。
アルコールを飲む際に、おすすめのおつまみは、
- 枝豆
- スルメイカ
- お漬物
など、脂質や糖質が比較的少ないおつまみです。ダイエット中のおつまみとして良くないのは、ポテトチップスやフライドポテトなどです。脂質や糖質を同時摂取することになり、さらにアルコールと組み合わせることで、脂肪蓄積が加速してしまいます。なるべくトランス脂肪酸などが含まれるジャンクフードは避けて、比較的タンパク質や食物繊維の多いおつまみを意識すると、ダイエットへの影響を少なくすることができます。
カロリー内なら基本的に何を食べても
ダイエット中の食事については、ここまでの解説で以上になります。上記ルールを守っているならば、基本的に食べるものに制限はありません。
ただ実際に、今回示したカロリー目標を基準にした場合、お菓子やスイーツなどを食べる余裕はあまりないです。
長時間できるだけ満腹感を維持し、少ない食事量でも満足感を得るためには、食事の中で三大栄養素をしっかりと摂取し、余計なものを食べないようにする必要があるからです。
一日の食事の中でカロリーに余裕のある場合はもちろん、お菓子やスイーツを食べても問題有りません。
カロリー管理が最重要であり、食べていいもの、食べてはいけないものを分けてしまうと、ダイエットに無理が生じます。ゆとりをもって、ダイエット中の食事に向き合いましょう。
20代のダイエット③運動について
続いて運動についてです。すでに食事の項目で触れた通り、一日の運動で200kcalの消費を目指します。
200kcal程度であるならば、どんな体重の人でも、少し頑張れば達成できます。運動で多くのカロリーを消費しようとすると挫折の確率が高まるので、気持ちいいと感じる程度の運動をできるだけ毎日継続していくのがおすすめです。
運動については、以下3つのことを実践しましょう。
- 朝の動的ストレッチ
- 有酸素運動
- 筋トレ
20代のダイエット①朝の動的ストレッチ
朝一番に動的ストレッチを行うと、夜間に下がっていた代謝が速やかにあがり、一日の消費カロリーを上げることができます。動的ストレッチは、簡単なもので構いません。
おすすめなのはラジオ体操です。
ラジオ体操は誰でもできますし、3分程度で全身の筋肉を刺激することができるので、簡単かつ効率的です。
朝はラジオ体操する時間すらないという人は、簡単な運動を数秒間やるだけでもOKです。
- 首をぐるぐる回す
- 腕をぐるぐる回す
- 腰をひねる
- 屈伸運動
- 伸脚運動
一日を気持ちよくスタートするためにも非常におすすめですので、習慣として取り入れましょう。
20代のダイエット②有酸素運動
脂肪を燃やす運動と言えば、やはり有酸素運動はかかせません。最近では筋トレを主体にダイエットする人も多いですが、やはり脂肪を燃焼するには有酸素運動がもっとも効率的です。
目標の200kcalは全て有酸素運動で消費していきます。
体重別に目安の時間を見ていきましょう。
<現状の体重が45~55キロの人>
- ウォーキング:45分
- ランニング:25分
- 水泳:25分
- 縄跳び:25分
<現状の体重が55~65キロの人>
- ウォーキング:40分
- ランニング:22分
- 水泳:22分
- 縄跳び:22分
<現状の体重が65~75キロの人>
- ウォーキング:35分
- ランニング:18分
- 水泳:18分
- 縄跳び:18分
<現状の体重が75~85キロの人>
- ウォーキング:30分
- ランニング:16分
- 水泳:16分
- 縄跳び:16分
<現状の体重が85~95キロの人>
- ウォーキング:25分
- ランニング:15分
- 水泳:15分
- 縄跳び:15分
<現状の体重が95~100キロの人>
- ウォーキング:20分
- ランニング:13分
- 水泳:13分
- 縄跳び:13分
ダンスや踏み台昇降でも可能
外に出るのが億劫だ、できるだけ家で済ませたいという人は、ダンスや踏み台昇降でも可能です。
社交ダンス程度のゆっくりとしたダンスではあまり効果が期待できませんが、少し前に流行ったHAND CRAPなら、短時間でも多くのカロリーを消費することができます。
1回あたり、標準体重に近い人で30キロカロリー、体重が70キロ以上の人は50キロカロリー以上消費します。
<踏み台昇降の時間の目安はランニングと同じOK>
踏み台昇降を有酸素運動として取り入れる場合は、ランニングと同じぐらいの時間を目安にしましょう。
踏み台昇降なら、テレビの前でもできますし、思い立ったらその場で行えるのでおすすめです。
20代のダイエット③筋トレ
有酸素運動と合わせて筋トレを取り入れるとより効果的に脂肪を燃焼することができます。筋トレを行うことによって成長ホルモンが分泌され、脂肪の分解が促進されます。
筋トレのメニューとしては大げさにジムなどに通う必要はなく、自宅で行える簡単なメニューで十分です。
- スクワット
- 腹筋
- 腕立て伏せ
まずはこの基本種目をこなすようにしましょう。各種目、1分程度をできるだけ早いスピードでこなします。
筋トレの役割は速筋を活用することであり、ゆっくりやるとあまり効果がないので、スピードが非常に重要です。
筋トレをあまりやってこなかった人は、10秒程度から始めて、徐々に時間を長くしていき、最高1分程度継続できるようになるのが理想です。
<筋トレは有酸素運動の前に行う>
筋トレは必ず有酸素運動の前に行うようにしましょう。有酸素運動前に筋トレをやることによって、有酸素運動の脂肪燃焼効率が上がります。逆に順番が逆になってしまうと、筋トレの効果が下がってしまうので、順番が非常に重要なんですね。
運動は習慣化が命
以上、3つの運動について解説しましたが、最も大切なことは習慣化することです。目標とする時間や消費カロリーに届かない日があっても構いません。運動の目的は消費カロリーを増やす以外にも、
- 血糖値の安定
- 毛細血管の増加
- 筋力量の増加
などの効果もあります。継続することで、確実に上記の効果を得ることができ、痩せやすい身体づくりに貢献します。20代のうちに一日10分でも歩く習慣をつけておけば、30代、40代になっても、体型をキープしやすくなります。まずは習慣化が最も大切です。
女性は筋トレを積極的に取り入れる
身体を細くしたいという願望から、ダイエットは食事制限のみで筋トレをやらない女性が多いですが、女性こそダイエットに筋トレを取り入れるべきです。
女性の基礎代謝の減少は20代で急激にすすみます。
基礎代謝の減少と合わせて、普段の運動量も減るので、これが太る原因の一つとなっています。
時間を無理やりこじ開けて、筋トレする必要はありません。
今回紹介したように、3つの基本的な種目を毎日1分程度で構わないので、習慣化しましょう。この程度の筋トレで筋肥大が急激に進み、太るということはありません。
筋トレを日課として、10代のころの代謝をできるだけ維持するようにしましょう。
20代のダイエット④入浴について
続いて入浴についてです。
お風呂のダイエットにおける効果は、食事や運動ほどではありませんが、汗をかくなど単純に水分を減らすだけの効果ではありません。
- 脂肪分解酵素リパーゼの活性
- ヒートショックプロテインの活性
など実際に脂肪を分解する上での効果があります。
シャワーで適当に済ませるのではなく、お風呂にしっかりつかるようにしましょう。
目安としては、
- 40℃⇒20分
- 41℃⇒15分
- 42℃⇒10分
です、上記目安でお風呂につかれば、身体全体の体温が38℃程度まで上昇し、たくさん汗をかける他、上記の効果を得られやすくなります。
お風呂でじっくり身体をあたためる習慣を身に付けましょう。
20代のダイエット⑤睡眠について
最後に睡眠についてです。
ダイエットにおける睡眠の効果は、食事や運動並みの影響があります。
良質で十分な睡眠は、
- 脂肪分解の促進
- ストレスの解消
- 日中帯の消費カロリー増加
- 摂食行動の減少
- 満腹感の上昇
- 空腹感の減少
などの多くの効果ができます。
睡眠は意識的にはコントロールしづらい、代謝や食欲などをコントロールするために非常に効果的です。
20代になると睡眠時間が急激に減少してきます。
働くようになったり、遅い時間の飲酒で睡眠の質も落ちやすくなります。飲酒を適度に抑えならが、まずは今よりも30分~1時間早く寝るように心がけましょう。
寝る前のスマホを控える
20代の方は、肌身離さずスマホを近くに置いている人が多いのではないでしょうか。目覚まし代わりとして枕元に置いている人も多いと思います。
しかし、スマホのブルーライトは、睡眠導入ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制し、睡眠を阻害してしまいます。
仕事柄やこれまでの習慣で、枕元にスマホをおいていないと安心できないという人も多いかもしれませんが、布団に入ったらスマホを見ないという習慣をつけるに越したことはありません。
20代のダイエットにサプリメントは必要か
20代のダイエッターで効果的なサプリメントを探している人は多いです。しかし、結論から言えば、サプリメントは必要ありません。確かに補えば痩せやすくなる栄養素などはありますが、根本的にカロリーバランスを変え、体重が激減するようなサプリメントは存在しません。
サプリメントを利用するにしても、体重ごとのカロリー管理や栄養バランスを適正にした上で、それでも痩せない場合に、摂取するという順番になります。
サプリメントはあくまでも補助であり、サプリメントの力によって痩せるというのは非現実的な話になりますので、まずはダイエットの基本をおさえておくようにしましょう。
まずは1ヶ月後の-5%を確かなものにしよう
1週間ぐらいでガクッと体重が落とせないか、どうにか短期間で痩せたい!という人は多いです。
しかし期間が短くなればなるほど、無理なダイエットになりやすく、痩せた後すぐにリバウンドしてしまう可能性が高まります。
無理なダイエットは、年齢を重ねるに従い、老ける原因にもなります。特定の栄養素が欠乏し、肌のハリがなくなりしわが増えたり、血色が悪くなる原因にもなります。
20代だからこそ、焦らずに確実なダイエットをおすすめします。
今痩せる習慣が身に付けば、30代、40代もかっこよく美しい身体を維持することができます。
体重を減らすというよりも、健康的でかっこいい身体を維持する習慣を身に着けるということが、将来的な視野で見て大切なことです。
まずは焦らず1ヶ月-5%!まずはここから挑戦してみましょう。1ヶ月で目標を達成できた人は、次なる目標も見えてきます。焦らず確実にいきましょう。