ダイエット効果ありすぎの運動・食事・サプリについて解説
世の中には星の数ほどダイエット方法があふれていますが、実際に効果のあるダイエットというのはほんの一握りであり、ほとんどのダイエット方法は、まったく効果がないか、継続不可能なものです。
しかし一方で、しっかりと効果がでる、効果ありすぎのダイエット方法もまた存在します。
そういったダイエットは非常にシンプルであり、誰でも実践できるものですが、様々な情報に振り回されてたどり着けないというのが現実です。
特に今回ご紹介する方法は、
- 無理な食事制限一切なし(栄養バランスも維持)
- 継続不可能な運動一切なし(1日30分以内で簡単)
と言う内容になっています。
しかも継続して行うことで、1ヶ月で3キロ前後、1年トータルで見ると10キロ以上の減量が十分可能な方法となっています。
しかし魔法ではありません。基本に忠実だからこそ驚くべき効果を上げることができるのです。
ということで、今回幸運にもこの記事にたどり着いたあなたに、本当に効果のあるダイエット方法をご紹介します。
この記事は、
- 「効果ありすぎダイエット」は実は基本的なメニューを適切なタイミング・量でこなすだけ
- 効果ありすぎの運動・食事
- 睡眠時間が超重要
- 効果ありすぎサプリは存在するのか
と言う内容で詳しく解説していきます。
効果ありすぎのダイエットは実は基本的なもの
効果ありすぎと言っても、聞いたことのないような未知のダイエットは存在しません。
人間の身体は穴の空いた水風船。
穴から水が流れ出るスピードより少ない量で水を継ぎ足せば、容積は小さくなりますし、逆に流れ出るスピードよりも多い量水を足せば、容積はどんどん大きくなります。
摂取カロリーと消費カロリーによって身体のバランスが100%決まっているということです。
もちろん遺伝子や体質によって若干のばらつきはあるものの、仮に全くカロリーを摂取しない場合は確実に身体は痩せていきます。逆に、消費カロリー以上のカロリーをとり続けた場合は確実に太っていくということになります。
ということで、効果ありすぎのダイエットといっても、運動と食事に関してメスを入れるということに変わりはないわけです。
微々たるカロリーの差が大きな差を生む
また人間の身体は非常に微妙なバランスで体型を維持しているということも忘れてはいけません。
たとえば、毎日ご飯を半膳多く食べた人は、一日あたりの摂取カロリーが130kcal程度多くなることになります。
一日では微々たるものですが、一年続けると47,450kcal。脂肪量に換算すると、およそ6.5キロ体重が増えるということになります。実際には体重が増えるにしたがって基礎代謝量は増えるので、もう少し増加量は少なくなりますが、基本的に、一日の微妙なカロリーの差が数カ月~1年程度の時間をかけて体型に大きな影響を及ぼすということが言えます。
つまりは、一日の微々たる取り組みが、驚くほどのダイエット効果を発揮するということが言えるのです。
継続できないダイエットは効果なし
逆に継続できないダイエット方法は根本的な体型の改善につながらず、長期的な目線で見た場合は効果がないということが言えます。極端な話、一日富士登山を決行し、何も食べないということをやった場合でも、一日に消費されるカロリーは10000kcal以下です。脂肪に換算すると、1キロ程度。翌日から通常の食生活に戻ると2、3日で元に戻ってしまいます。
これは極端な例ですが、一時的に追い込んだダイエットは元に戻るのも早く、振り返ってみれば追い込んだ意味はほとんどないという結果になってしまいます。
本気でダイエットで効果を上げたいなら、一時的に無理なダイエットを決行することは無意味と言えるでしょう。
もちろん何か急いで体型を痩せたい場合もあります。
例えば健康診断やデートの前など。
長期的な効果を見込めなくては良いから、超短期間で痩せたいという人はこちらの記事を参考にしてください。
効果ありすぎのダイエット方法
それではここから具体的なダイエット方法を解説していきます。すでに解説したようにダイエットの基本は、
- 運動
- 食事
です。つまり摂取カロリーと消費カロリーのバランスです。そして、微妙な差によって大きな結果の違いが生まれます。
ダイエット効果を最大化するためには、この微妙な差を最小限の努力でどのように生み出すかと言うのがポイントになってくるわけです。
ここから解説するダイエット方法は、聞いたことのあるダイエット方法ばかりかもしれませんが、漫然とメニューをこなすのとは雲泥の違い生まれます。
運動と食事それぞれについてみていきましょう。
ダイエット効果ありすぎの運動
まずは運動についてです。運動については適切なタイミングで適切な強度のものを行うというのが重要です。
具体的に以下4つのポイントをおさえましょう。
- 朝一番の動的ストレッチ
- 空腹時間に行う有酸素運動
- 食後に行う10分間の筋トレ
- 通勤通学・その他の移動を全て徒歩か自転車に
この4つの基本的なメニューをタイミングよく適切な量でこなすことによって、カロリー量に換算して、一日約500kcal程度の差が生まれます。
一日500kcalは1ヶ月で、15000kcalで脂肪2kg分、一年にすると、15kg以上の差が生まれます。
毎日続けても全く苦にならない量でも非常に効果があります。
ダイエット効果ありすぎの運動①朝一番の動的ストレッチ
一日の始まりは動的ストレッチから。
動的ストレッチと言うのは、ある程度反動を付けながらが、筋肉を伸縮させるストレッチのこと。
朝一番は身体が凝り固まっており、基礎代謝が低い状態です。一日の始まりに動的ストレッチを行うことによって、
- ①身体の可動範囲の高まり
- ②体温の上昇
- ③遊離脂肪酸の消化
という3つのメリットがあります。①②は一日の動作全てに影響し、通常よりも多くカロリーを消費できる状態を作ります。
③はつまり脂肪燃焼のことを指しますが、寝ている間成長ホルモンの働きによって脂肪が分解し、血中に消費できる脂肪がたまっている状態になっています。これを消費しないまま放置すると中性脂肪に逆戻りしせっかく夜間に分解された脂肪がまたぜい肉になってしまいます。
朝一番のタイミングで動的ストレッチを行うことで、血中にたまった脂肪を消費し、中性脂肪への逆戻りを防ぐことができるのです。
何もしない場合は中性脂肪が増えてしまいますが、動的ストレッチを行うことによって脂肪を効率的に燃焼することができます。プラスになるところをマイナスに転じることで実際に消費するカロリー以上の効果があるんです。
動的ストレッチ自体の消費カロリーは非常に少ないですが、一日全体の消費カロリーに大きな影響を及ぼします。
動的ストレッチのおすすめはラジオ体操
動的ストレッチといっても何をやっていいのか分からない人は、ラジオ体操がおすすめです。
ラジオ体操は誰でも簡単に行うことができますし3分程度の比較的短い時間で行うことができます。
毎回音楽をかけなくてもできるので継続しやすいというのがおすすめの理由です。
ラジオ体操すらやる時間がないという人は、さらに基本的な
- 屈伸
- 伸脚
などの超簡単な運動でも、習慣化してやるのとやらないとではまったく結果が違ってきます。1分でもよいので、朝に動的ストレッチを行う習慣を取り入れましょう。
ダイエット効果ありすぎの運動②空腹時間の有酸素運動
有酸素運動は脂肪を効果的に燃焼する唯一の運動であり、ダイエットするための運動としては絶対に欠かせません。
しかしタイミングを間違って実施している人が多く、これでは大きな効果は望めません。
有酸素運動は血中に脂肪が放出されている状態で行うと大きな効果を発揮します。逆に脂肪があまりない状態でやっても大きな効果は見込めません。
血中に脂肪が多い時間とは、つまり空腹時間のことで、脂肪があまりない時間と言うのは、食後、満腹時のことを指します。
有酸素運動で効率的に脂肪を燃やすためには、必ず空腹時に実施するというのが鉄則なんです。有酸素運動をやっても痩せないと言っている人は、往々にしてこのタイミングを逃していることが多いです。
仮に有酸素運動を毎日の習慣として取り入れた場合は、このタイミングな差が数カ月で体型に大きな違いを生み出します。
最も効果が高いのはジョギング
有酸素運動には様々な種類があります。
- ウォーキング
- ジョギング
- 水泳
- 縄跳び
この中で最もカロリー消費量が高く、かつ、継続しやすいという観点を考えると、ジョギングが最も長期的に脂肪を燃焼できる運動です。非常に基本的な運動ですが、ジョギングをやっていれば間違いなくどんな運動よりも効率的に脂肪を燃焼することができます。
時間当たりのカロリー消費量で言えば、縄跳びの方が高いのですが、継続が難しく、体重以上の負荷が連続的に下半身にかかるため、ケガのリスクが高い運動でもあります。
長期的な効果を考えたうえでは、ジョギングを超える効果のある有酸素運動はないと言っていいでしょう。
有酸素運動は20分以上の継続で効果を発揮することから、まずは20分のジョギングを習慣として取り入れましょう。
決してペースを上げすぎたり、一気に長い距離を走ってしまおうとしないというのがポイントです。20分が相当きついと感じる人は、10分から始めてもOK。
ジョギングは自分に合ったペースで行う
ジョギングのダイエット効果を高めるためには、何よりも自分に合ったペースで行うというのが基本になります。
短期間で痩せたいがために、無理なペースで行うと継続が苦しくなり、いつの間にかダイエットを止めてしまうというケースが多いからです。
簡単な会話できるぐらいのペースで走り続けること、いわゆる「ニコニコペース」が重要です。簡単な会話ができるぐらいのペースというのは、もっとも脂肪が激しく燃焼する「ファットバーンゾーン」と言われる心拍数の目安になります。
しんどくなったら迷わず歩く
ダイエットにおける運動においては、「無理をしない」というのが非常に重要です。運動すること自体にストレスを感じてしまうと、だんだん運動することが億劫になってしまうからです。ダイエットの挫折につながります。
ジョギングをする際も同様で、少しきつくなってきたなと感じたら歩くようにしましょう。
歩くだけでも脂肪燃焼効果がありますから、決して無理する必要はないのです。
今日はやる気がしないと言う日はジョギングをせずに5分間だけ歩くなど、運動に対するハードルを低く設定しておくのが大切です。
運動量よりも運動する習慣を身に着けるというのが何よりも大切なことなんですね。
ダイエット効果ありすぎの運動③食後に行う10分間の筋トレ
筋トレは筋肉量を増やして基礎代謝を上げるという効果もありますが、それよりももっと直接的に関係する効果が血糖値上昇の抑制効果です。血糖値が急上昇するとインスリンが分泌され、そのタイミングで脂肪や糖が身体に取り込まれます。血糖値をなるべく急上昇させないことでインスリンの過剰分泌が抑制され、脂肪が増えにくい状態を作ることができます。
血糖値を抑制するためには、食後の血糖値が上がるタイミングで糖を消費する運動、つまり筋トレを行うのが最も効果的です。
筋トレに関してはジムなどに通って行うこともできますが、家で自重を使った筋トレでも十分に効果を発揮することができます。
だれでも知っている3種目を適切な方法で行うだけOKです。
- スクワット×20回
- 腹筋×40回
- 腕立て伏せ×20回
効果的なスクワットのやり方
まずはスクワットについてです。スクワットはもっとも多くの筋肉、そして大きな筋肉を効率的にうごかせる運動です。短時間でも多くの糖を消費することができます。
スクワットの効果を最大化するためには上半身の動き、特に肩甲骨の動きをプラスするのが最も効率的です。
まずは直立した状態で手を合わせます。
肩甲骨で背中の肉を挟むように手を下ろしながら、屈伸します。膝は90度まで曲がるようにしましょう。
横から見た場合です。肩甲骨や背中の柔らかさは人それぞれなので、できるだけ腰をそり、胸を張っている状態を作ります。
単にスクワットするだけでは、下半身を中心とした動きとなりますが、肩甲骨の動きをプラスすると、背筋上部、首、顎などの筋肉も動作させることができます。
このセットをできるだけ早い動きで、20回以上行うとよいでしょう。
効果的な腹筋のやり方
つづいて腹筋についてです。腹筋は一般的に上体を起こす運動で十分効果がありますが、脇腹、くびれを鍛えたいという人はひねりを加えた腹筋をやるとよいでしょう。
普段はなかなか動かしにくいので脂肪も溜まりやすい箇所を効果的に引き締めることができます。
上体をひねった状態で、脚を交互に上下させます。脚はできるだけ膝を曲げずにやるとさらに腹筋が鍛えられます。
左右同じ数だけ行います。脇腹片方ずつ20回以上で足を錠他する運動を繰り返します。腸腰筋、腹筋全部、くびれ(側筋)を同時に鍛えることができます。
下腹が気になるという人、くびれを作りたいという人に効果的な腹筋になります。
単に腹筋をやるよりもより広範囲の筋肉を鍛えることができる腹筋のやり方になります。
効果的な腕立て伏せのやり方
最後に腕立て伏せです。腕立て伏せは必ずしも膝を浮かせた状態で行う必要はありません。女性の方で腕立て伏せができないという人もいるでしょう。膝を付けた状態で、スピーディーに行うのがポイントです。
これも20回以上を目安にリズミカル、スピーディーにこなしましょう。
負荷が少ないので、筋肉で腕や胸が太くなりすぎるということはありません。
ダイエット効果ありすぎの運動④通勤通学などの移動を徒歩か自転車に
最後に日常における運動です。普段の生活の中で運動できる場面はたくさんありますが、実際には車に乗ってしまったり、電車でもすぐに座ってしまったりとできるだけカロリーを消費しない行動をとってしまいがちです。
しかしちょっと運動を心がけることで、日常の消費カロリーは飛躍的に上昇し太りにくく痩せやすい身体を作ることができます。
- 通勤の電車でなるべく座らない
- ちょっとした距離は徒歩か自転車に切り替える
- エスカレーター・エレベーターを使わない
これだけでも一日当たりの運動による消費カロリーを数百カロリー増やすことができます。運動は一生懸命やっても消費カロリーが少ないからやる必要がないと思っている方が多いですが、それこそが太ってしまう最大の原因を作ってしまっているのです。
ダイエット効果ありすぎの食事
続いて食事についてです。食事は運動以上にカロリーに対する影響が大きく、食事をコントロールしない限りダイエット成功は見えてきません。
ダイエット中の食事については、様々な方法がありますが、ここでは効果が高い食事のとり方を重要なものに絞ってお伝えします。
ポイントは5つです。
- 目標体重に見合ったカロリー制限
- 糖質制限が最も早く体重を落とせる
- 高タンパク質の食事で基礎代謝を最大化する
- 16時間以上の空腹時間を作る
- 一食の量を少なくする
ダイエット効果ありすぎの食事①体重に見合ったカロリー制限
まずは何と言ってもカロリー制限をしないことには話が始まりません。食事制限を全くせずにダイエットに成功するという人はほとんどいないと言い切っていいでしょう。
特に30代以降の方は、年々基礎代謝が下がり、短期間のダイエットで運動だけで痩せていくということはほぼ不可能と言っていいでしょう。
自分が目指す体重の人は一日どの程度の食事量なのかを知ることがダイエットの第一歩になります。
以下の例を参考に、自分の現在の摂取カロリーと、目標とする体重の人の摂取カロリーがどれくらい開きがあるのかを確認しましょう。
<女性>
- 40キロ:1400kcal
- 45キロ:1450kcal
- 50キロ:1510kcal
- 55キロ:1560kcal
- 60キロ:1620kcal
- 65キロ:1670kcal
- 70キロ:1730kcal
- 75キロ:1800kcal
- 80キロ:1840kcal
- 85キロ:1900kcal
<男性>
- 50キロ:1680kcal
- 55キロ:1760kcal
- 60キロ:1845kcal
- 65キロ:1925kcal
- 70キロ:2000kcal
- 75キロ:2080kcal
- 80キロ:2150kcal
- 85キロ:2250kcal
自分の摂取カロリーが目標とする体重の摂取カロリーよりも多い場合は、絶対に目標に到達することはできません。確実に目標を達成したいという人は、厳密にここに記載のカロリーを守るようにしましょう。
注目してほしいのは微妙なカロリーの差が体重に大きな影響を与えるという点です。
体重が10キロ以上違う場合でも一日のカロリー摂取量の差は100kcal程度。ご飯1杯分の差もないということです。自分はそんなに食べていないのになぜか痩せないという人は、この微妙な差が大きな結果の違いになるということを確認したほうが良いでしょう。
ダイエット効果ありすぎの食事②糖質制限が最も早く体重を落とせる
できるだけ早く体重を落としたいという人は、糖質制限が効果的です。糖質を制限することによって、脂肪をエネルギー源として消費する状態を作ります。やはり十分な糖質量を補っている間は、脂肪がエネルギー源として使われにくくなるので、なかなか痩せていくことができません。
また糖質1gに対して、水分を3~4g保持すると言われており、糖質の過剰摂取はカロリー以上に体重を増やしてしまう原因となってしまいます。
厚生労働省によりますと、一日のエネルギーのうち炭水化物の割合は50~65%であるべきということになっています。食物繊維は一日20g程度が目標値であることから、一日に摂取するカロリーのうち糖質量は50%程度に抑えるのがダイエットに必要な要件となってきます。
目標体重ごとに見た糖質摂取量の基準は以下の通り
<女性>
- 40キロ:175g
- 45キロ:180g
- 50キロ:189g
- 55キロ:195g
- 60キロ:203g
- 65キロ:209g
- 70キロ:216g
- 75キロ:225g
- 80キロ:230g
- 85キロ:238g
<男性>
- 50キロ:210g
- 55キロ:220g
- 60キロ:231g
- 65キロ:241g
- 70キロ:250g
- 75キロ:260g
- 80キロ:269g
- 85キロ:281g
ここでも着目すべきは、目標とする体重が40キロ以上も違うのに糖質の摂取量の基準の差は、最大で60g程度となっていることです。
つまりは、非常に微々たる差が実際の体重、見た目に大きな影響を与えているということがお分かりいただけるかと思います。
目分量で食事量を測るのではなく、きっちりと上記基準に抑えるように食事量をコントロールしていくということが非常に重要というわけです。
ダイエット効果ありすぎの食事③高タンパク質の食事で基礎代謝を上げる
ダイエット中はタンパク質をしっかりと摂取するようにしましょう。たんぱく質は他の三大栄養素、脂質や炭水化物に比べて食事自体で発生する消費カロリー「食事誘発性熱産生(DIT)」が高く、タンパク質量の多い食事はそれだけ基礎代謝を上げることにつながります。
目安のタンパク質量は、目標体重×0.8~1g。たとえば体重40キロを目指している人ならば、一日の目標タンパク質量は、32~40gとなります。
十分な量のタンパク質を補うだけで食事における消費カロリー量が増えて、脂肪が燃えやすい身体を作ることができます。
ダイエット効果ありすぎの食事④16時間以上の空腹時間を作る
ダイエットにおいては空腹時間を作ることが非常に重要であり、空腹時間がほとんどないという人は、脂肪を燃焼している時間がほとんどないということが言えます。
人間の身体は数時間から半日程度で体内の糖質を使い果たします。エネルギーとして利用できる糖質がなくなると、今度は脂肪をエネルギー源として利用し始めます。
空腹時間を作ることによって脂肪をメインのエネルギー源として利用することができ、効率的に体重を落としていくことができるのです。
また最近「16時間断食」というダイエット方法が流行っているのもこの効果によるものです。
16時間の空腹時間を作ることで脂肪が激しく燃焼し、かつ身体が一時的な飢餓状態を感じることで、オートファジーという細胞の若返り機能が起動します。細胞が若返れば、細胞の脂肪燃焼効率はさらに高まり、さらに脂肪が燃焼しやすい状態が作られるということなんですね。
意図的に長い空腹時間を確保することで、脂肪をガンガン燃やしていくことができるのです。
特に空腹を感じていないのに、時間が来たからと食事をとっていませんか?お腹が空いていなければ本来食事をとる必要はありません。空腹時間を意図的につくる習慣を身につけると脂肪燃焼が促進され効果的に痩せていくことができるのです。
16時間断食について詳しく知りたい人はこちらの記事にやり方などを網羅的に解説しています。
ダイエット効果ありすぎの食事⑤一食の量を少なくする
5つの目のポイントは一食の量を少なくするということです。
例えば一日の消費カロリーが2000kcalある人でも、1時間という単位で見てみれば、平均して80kcal程度。単位時間あたりに必要以上のカロリーをとっていれば、余った栄養分として脂肪として蓄積されてしまいます。
つまりは一日のカロリー摂取量の上限と同時に一食当たりどれくらい食べるのかというのも脂肪の蓄積と大きく関係してくるということになるわけです。
ライザップが支持する「5ダイエット」も一食当たりの摂取カロリーを少なくして、脂肪に蓄積される栄養をできるだけ少なくするというダイエット方法です。一食当たりは少なくする代わりに食事を5回に分けるというものですね。
次の食事までどのくらいの時間があるのかを考慮した上で、一食当たりの摂取カロリー量も調整すると蓄積される脂肪量を最低限に抑えることができるというわけです。
これを究極まで掘り下げると、食事はできるだけ長い時間かけてゆっくり食べるというのが最も脂肪を蓄積させにくいということになります。
実際に早食いの人は太りやすいということが厚生労働省のデータで公表されています。
食事は最低でも20分以上かけてできるだけゆったりと食べるというのが脂肪を蓄積させにくい最も効果的な方法であるということです。
一日トータルのカロリーは少ないのになぜか痩せないという人は、食べる時間の長さに問題がある場合が多いです。チェックしてみましょう。
ダイエット効果を最大限にするために睡眠は欠かせない
最後に食事・運動以外に絶対に欠かすことのできない要素「睡眠」について解説していきます。
ダイエットというと、食事と運動にどのように取り組むかというのが基本であり、一般的にも知られている事実です。そして睡眠に目を向ける人は少ないのが実際です。
しかし睡眠は食事と運動にも並ぶダイエットの超重要な要素であるということを認識していただきたいです。
十分な睡眠をとることによって、
- 空腹ホルモン「グレリン」の減少
- 満腹ホルモン「レプチン」の増加
- 日中帯の消費カロリーの増大
- 日中帯の摂取行動の減少
- 空腹時間の短縮
という5つものメリットがあります。食事と運動だけではこれらのメリットを得ることができません。
つまりは、十分な睡眠は、日常の消費エネルギーの増大と摂取カロリーの大幅な削減に大きく寄与するということです。
睡眠は、
「食べる量を少なくしなければ」
「もっと運動しなければ」
というストレスを感じることなく、自然とダイエットによい生活リズムを作ることができるんですね。
最適な睡眠時間はヒトによって異なりますが、明らかに睡眠不足を感じている人もいるでしょう。
最低でも6時間以上は睡眠時間を確保したいものです。睡眠時間を30分~1時間早めるだけでも効果があります。
日本人の平均カロリー摂取量は、減少し続けているのに対して、肥満は増え続けており、それと反比例して睡眠時間も減り続けています。
ダイエットに直接的に関係してない要素に見えて、実は現代人が太っている非常に大きな原因でもあるのです。
「ダイエット効果ありすぎ」のサプリはあるのか
短期間でできるだけたくさん体重を落としたいという人の中には効果的なサプリメントを探している人も多いです。
結論から言えば、サプリを飲むだけで何キロも体重を落とすことは不可能です。それだけ効果のあるサプリは問題が多く、基本的に許可されないシステムとなっているからです。
海外でダイエット効果が話題となっているなどという触れ込みの広告も見受けられますが、よくよく調査してみると現在では使用禁止となっているものが多く、本当に痩せると言われているものは、副作用が強すぎたり、最悪の場合は死に至るケースもあります。
一昔前はエフェドラなど毒に近いようなサプリも販売されていました。実際に効果はあるものの、その副作用がすさまじく、吐き気、嘔吐、動悸、下痢などその他にも様々な症状を引き起こすことが問題となっています。
効果と言っても、体調不良によって食欲がなくなると言ったレベルのもので、決して健康的に痩せられる劇薬と言うものは存在しません。
食事制限をする以上に効果のあるサプリはない
つまりは健康体を維持した状態で、食事制限以上効果のあるサプリと言うのは存在しないということになります。
冒頭も言った通り、人間の身体は穴の開いた水風船であり、供給量よりも消費量が多いと自然に痩せます。
サプリの劇薬と言うのは、水を逆流させたり、2つ目の穴を身体にあけるようなものだというイメージを持っておきましょう。
サプリを服用する場合はあくまでも「補助」であり、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを根底から覆すような効果はないという前提で服用するようにしましょう。
プロテインやスムージーも飲む必要はない
ダイエット中にプロテインやスムージーを飲む人もいますが、これもお門違いな方法です。プロテインやスムージーはそもそもできるだけ短時間でより多くの栄養を摂取するために作られたものであり、ダイエットとは真逆の効果があります。満腹感があるからと言ってプロテインやスムージーを飲むと結局一日トータルのカロリー摂取量が多くなったり、栄養の偏りが発生してしまうことがよくあります。
ダイエットにおいては、あくまでも栄養を補うものであり、痩せる効果は全くないということを理解しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?高いダイエット効果を生み出すためには、運動と食事を基本とし、その中でタイミングや正確な量を把握するというのが重要です。
奇をてらったような特殊なダイエット方法は存在しません。また継続できないようなダイエット方法で一時的に痩せたとしても、必ず元に戻ってしまうでしょう。
短期間でできるだけ効果を出したい!という人は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。