フルグラのカロリーは高すぎる!?栄養素はどんな感じ?ダイエットへの影響も解説
今回の記事では、フルグラのカロリーや栄養素のついて徹底的に解説していきたいと思います。
この記事は、
- フルグラの1食のカロリー
- グラムごとのカロリー
- フルグラの栄養素について
- フルグラと他の食品との組み合わせについて
- フルグラ各商品のカロリーと栄養
という内容となっています。
<この記事の主な参考>
フルグラのカロリー
赤いパッケージの通常のフルグラのカロリーは
1食50g当たり<219kcal>です。
<参考:グラムごとのカロリー早見>
- フルグラ10g:44kcal
- フルグラ20g:88kcal
- フルグラ30g:131kcal
- フルグラ40g:175kcal
- フルグラ50g:219kcal(一食の目安)
- フルグラ60g:263kcal
- フルグラ70g:307kcal
- フルグラ80g:350kcal
- フルグラ90g:394kcal
- フルグラ100g:438kcal
- フルグラ180g:788kcal(Sサイズ)
- フルグラ500g:2200kcal(普通サイズ)
- フルグラ800g:3504kcal(大容量サイズ)
ダイエットへの影響を詳しく見たい人はこちらの記事も参考にしてくださいね↓
フルグラのカロリーは高いのか低いのか
フルグラのカロリーは分かったけど、実際このカロリーって高いのか低いのかというのが問題ですよね。
50gあたりのカロリーで比較してみましょう。
<フルグラのカロリーと主食系比較(50gあたり)>
- フルグラ:219kcal
- 食パン:131kcal
- お米:84kcal
- 玄米:82kcal
- パスタ:74kcal
- 中華麺:74kcal
- 蕎麦:56kcal
- うどん:52kcal
他の主食となる食品と比べると、比較的カロリーの高い食パンの2倍以上のカロリーとなり、フルグラは非常にカロリーの高い食品であることが分かります。
<フルグラのカロリーと他シリアル食品比較>
主食系と比較すると明らかにフルグラは高カロリーであることが分かりましたが、他のシリアルと比較するとどうでしょうか。
- フルグラ:219kcal
- オートミール:190kcal
- コーンフレーク:188kcal
- ミューズリー:185kcal
- ブラン:176kcal
一般的に食べられている5つのシリアルで比較しても、フルグラのカロリーは断トツで高くなっています。
主食系と比較しても、他のシリアルと比較してもフルグラは最もカロリーが高いということになります。
フルグラの栄養について-フルグラは太るのか
フルグラのカロリーは非常に高いということが分かりましたが、それぞれの栄養素についてはどうでしょうか。フルグラと三大栄養素やミネラルビタミンについてみていきましょう。
フルグラのタンパク質
※50gあたり
<フルグラのタンパク質と主食系の比較>
- 食パン:4.65g
- フルグラ:4.1g
- パスタ:2.6g
- 中華麺:2.45g
- 蕎麦:2.4g
- 玄米:1.4g
- うどん:1.3g
- お米:1.25g
<フルグラのタンパク質と他シリアルの比較>
- ブラン:7.5g
- オートミール:6.75g
- コーンフレーク:4.85g
- ミューズリー:4.5g
- フルグラ:4.1g
フルグラのタンパク質量と他主食系とのタンパク質量を比較すると、フルグラのタンパク質は比較的多いということが言えます。他シリアルと比べた場合は比較的タンパク質は少ないですね。
フルグラの糖質
※50gあたり
<フルグラの糖質と主食系の比較>
- フルグラ:31.4g
- 食パン:22.2g
- お米:18.4g
- 中華麺:14g
- パスタ:13.5g
- 玄米:12.1g
- うどん:10.4g
- 蕎麦:10.3g
<フルグラの糖質と他シリアルの比較>
- コーンフレーク:42.25g
- ミューズリー:33.2g
- フルグラ:31.1g
- オートミール:30g
- ブラン:24.9g
フルグラと他主食系との糖質量を比較すると、フルグラの糖質は非常に高いということが言えます。
他シリアルと比べた場合は、ちょうど中間ぐらいの糖質量ということになります。
フルグラの脂質
※50gあたり
<フルグラの脂質と主食系の比較>
- フルグラ:7.6g
- 食パン:2.2g
- 玄米:0.5g
- パスタ:0.45g
- 蕎麦:0.35g
- 中華麺:0.3g
- うどん:0.2g
- お米:0.15g
<フルグラの脂質と他シリアルの比較>
- フルグラ:7.6g
- オートミール:2.9g
- ミューズリー:2.8g
- ブラン:2.1g
- コーンフレーク:1.1g
フルグラと他主食系との脂質を比較すると、フルグラの脂質は非常に高いということが言えます。
他シリアルと比較した場合も同様に脂質量は高いです。
フルグラのGI値
GI値とは血糖値の上がりやすさを示す数値で、この数値が高いほど、インスリンが分泌されやすく、糖や脂質が身体につきやすいということになります。
- 食パン:95
- お米:88
- うどん:85
- パスタ:65
- フルグラ:55~65
- 玄米:55
- 蕎麦:54
- 中華麺:50
フルグラのGI値に関しては比較的低い方となっています。カロリーや糖質量、脂質は高いですが血糖値は上げにくく、脂肪はつきにくい商品であるということが言えます。
フルグラのビタミンやミネラル
さらに他の栄養素、ビタミンやミネラルについても見ていきましょう。
- 食物繊維:4.5g
- ビタミンB1:0.40 mg
- ビタミンB6:0.43 mg
- ビタミンB12:0.80 ug
- ナイアシン:4.34mg
- 葉酸:80.90ug
- パントテン酸:1.56mg
- ビタミンD:1.20ug
- ナトリウム:89.54mg
- カルシウム:11.40mg
- 鉄:5.03mg
- カリウム:139.00mg
- リン :96.42mg
- ビタミンA:260.52 ug
フルグラの特徴的な栄養素は、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、食物繊維、鉄です。
<フルグラのビタミンB1>
フルグラの一食分(50g)には一日に必要なビタミンB1のおよそ1/3が含まれています。
ビタミンB1は主に炭水化物のエネルギー代謝に関わり、糖質をエネルギーに変える際に必須のビタミンです。いくら運動してもビタミンB1が不足していると糖質が消費されにくくなってしまいます。
<フルグラのビタミンB6>
フルグラ1食分(50g)には、一日に必要なビタミンB6のおよそ1/3が含まれています。
ビタミンB6はアミノ酸の代謝や脂質の代謝に必要なビタミン。つまりはお肉や魚を消化するのに必要不可欠なビタミンと言えます。
<フルグラのビタミンB12>
フルグラ1食分(50g)には、一日に必要なビタミンB12のおよそ1/3が含まれています。
ビタミンB12はタンパク質の合成、アミノ酸や脂肪酸の代謝に関与するビタミン。ビタミンB6と同様、お肉・魚を食べた際にそれを消費するのに必須のビタミンとなっています。
<フルグラのナイアシン>
フルグラ1食分(50g)には、一日に必要なナイアシンのおよそ1/3が含まれています。
ナイアシンは、調理や加工の段階で分解され、ニコチン酸やニコチンアミドになります。ニコチン酸やニコチンアミドは、糖質、脂質、タンパク質の代謝、エネルギー代謝に関与しています。
<フルグラの葉酸>
フルグラ1食分(50g)には、一日に必要な葉酸のおよそ1/3が含まれています。
葉酸は、細胞内のDNAやRNAなどの核酸やたんぱく質の整合性を促進します。健康的な細胞を維持するために、欠かせない栄養素となります。
<フルグラのパントテン酸>
フルグラ1食分(50g)には、一日に必要なパントテン酸のおよそ1/3が含まれています。
パントテン酸は、エネルギー代謝に重要な役割を果たしている、補酵素AやACPの成分。脂質や糖代謝に極めて重要な役割を担っています。
<フルグラの食物繊維>
フルグラ1食分(50g)には、一日に必要な食物繊維のおよそ1/4が含まれています。
食物繊維は、糖や脂質の吸収を緩やかにし脂肪が蓄積されるのを防ぎます。また、食物繊維の整腸作用によって、満腹感を得やすくするGLP-1や、PYYといったホルモンの分泌を促します。
<フルグラの鉄>
フルグラ1食分(50g)には、一日に必要な鉄のおよそ3/4が含まれています。
鉄は体内で酸素を運ぶうえで重要な働きをしていますが、実はエネルギー生産にも深く関わっています。鉄は酸素を利用したエネルギー生産(有酸素運動)に必要不可欠で、脂肪燃焼には欠かせない成分なんです。
フルグラは、カロリーや糖質、脂質が高い一方で、カロリー消費、脂質・糖質・たんぱく質の代謝において非常に重要な役割を果たしている栄養素を包括的に補うことができます。
フルグラのカロリーや栄養素の結論
ここまでカロリー・栄養素・GI値についてみてきましたが
その結果をまとめると次のようになります。
- フルグラのカロリーは非常に高い
- タンパク質・脂質・糖質は比較的多い
- フルグラのGI値は比較的低い
- 栄養素は充実しており、特にエネルギー代謝に必要なビタミン・ミネラルを包括的に補うことが可能
カロリーや三大栄養素については、全て高くなっていて、食べ過ぎると確実に太る商品ですが、一食当たり50gという制限を守るならば、栄養過多にならずにフルグラを食べても太ることはないと言えます。一食50gの範囲であれば、食事の栄養バランスを保ち、健康的に身体づくりに寄与することということが言えそうですね。
フルグラの種類ごとのカロリーや栄養比較
ここではフルグラの各商品ごとのカロリーを見ていきます。ここでは1食当たりのカロリーが低い順番に並べてます。
<いちごグラ>
- 一食:40g
- カロリー:168kcal
- タンパク質:2.6g
- 脂質:4.6g
- 炭水化物:31.1g(糖質27.1g/食物繊維4.0g)
<チョコグラ>
- 一食:40g
- カロリー:170kcal
- タンパク質:2.8g
- 脂質:4.9g
- 炭水化物:30.5g(糖質26.9g/食物繊維3.6g)
<Granola+カルシウム>
- 一食:50g
- カロリー:211kcal
- タンパク質:6.3g
- 脂質:6.5g
- 炭水化物:34.3g(糖質29.3g/食物繊維5.0g)
<グラノーラ>
- 一食:50g
- カロリー:213kcal
- タンパク質:4.0g
- 脂質:6.2g
- 炭水化物:37.7g(糖質32.7g/食物繊維5.0g)
<フルグラ>
- 一食:50g
- カロリー:219kcal
- タンパク質:4.1g
- 脂質:7.5g
- 炭水化物:36g(糖質31.5g/食物繊維4.5g)
<フルグラチョコクランチ&バナナ>
- 一食:50g
- カロリー:222kcal
- タンパク質:3.8g
- 脂質:8.1g
- 炭水化物:36g(糖質31.0g/食物繊維5.0g)
<マイグラ>
- 一食:50g
- カロリー:222kcal
- タンパク質:4.4g
- 脂質:8.0g
- 炭水化物:35.4g(糖質30.9g/食物繊維4.5g)
<Granola+鉄分&8種のビタミン>
- 一食:50g
- カロリー:223kcal
- タンパク質:3.9g
- 脂質:8.4g
- 炭水化物:35.2g(糖質30.7g/食物繊維4.5g)
<フルグラ糖質オフ>
- 一食:50g
- カロリー:239kcal
- タンパク質:9.3g
- 脂質:12.8g
- 炭水化物:25.1g(糖質18.4g/食物繊維6.7g)
<Granola+プロテインin>
- 一食:60g
- カロリー:278kcal
- タンパク質:12.1g
- 脂質:13.8g
- 炭水化物:30.5g(糖質22.1g/食物繊維8.4g)
以外にも最もカロリーが高かったのは、フルグラの糖質オフです。プロテインに特化したタイプのもの、ミネラルに特化したものなど種類は様々ですが、各商品でそれほど大きなカロリーや栄養の差はありません。
フルグラのカロリーハーフという商品はあるの?
カルビーの販売するフルグラシリーズには、カロリーハーフという商品はありませんが、ケロッグの商品にフルーツグラノーラハーフという商品があります。
<フルーツグラノーラハーフ>
※40gあたり
- カロリー:155kcal
- タンパク質:2.6g
- 脂質:1.3g
- 炭水化物33.9g(糖質32.6g/食物繊維1.3g)
カルビーのフルグラに比べて、50kcal程度カロリーが低くなっています。たんぱく質と脂質の含有量を減らすことによって、カロリーを下げています。糖質量はフルグラとあまり変わりません。
カロリーが気になるという人は、ケロッグのカロリーハーフを選択するのが良いですが、糖質が低くなければ意味がないという人は、カルビーのフルグラ糖質オフを選んだ方がよいかもしれません。
フルグラの食べ方ごとのカロリー
つづいてフルグラと他の食品を組みわせるとどのようにカロリーや栄養が変化するか見ていきましょう。
<フルグラ+牛乳200ml>
- エネルギー:357kcal
- タンパク質:10.9g
- 脂質:15.33g
- 糖質:41.1g
<フルグラ+調整豆乳200ml>
- エネルギー:351kcal
- タンパク質:10.69g
- 脂質:14.92g
- 糖質:40.4g
<フルグラ+ヨーグルト200g>
- エネルギー:342kcal
- タンパク質:11.3g
- 脂質:13.5g
- 糖質:40.2g
<フルグラ+無調整豆乳200ml>
- エネルギー:332kcal
- タンパク質:12.4g
- 脂質:14.8g
- 炭水化物:34.7g
<フルグラ+アーモンドミルク(無糖)200ml>
- エネルギー:258kcal
- タンパク質:5.1g
- 脂質:10.4g
- 炭水化物:31.8g
フルグラとの組み合わせでカロリーや糖質を最も抑えらえるのは、アーモンドミルクとの組み合わせですね。続いて、無調整豆乳、ヨーグルトとなっています。
フルグラの健康への影響について
カルビーは公式でこのように発表しています。
<遺伝子組み換え食品の利用について>
カルビーでは遺伝子組み換え食品は使わない方針。
<食品添加物について>
食品衛生法を順守している。食品の特徴を生かすという目的で、商品によっては食品添加物を使用している。
<トランス脂肪酸について>
調理の過程で必要な植物油にもともと含まれているトランス脂肪酸は含まれている。
その他フルグラの商品について、健康被害などを調査しましたが、特に目立ったものは見つかりませんでした。
食べ過ぎたりしなければ、健康的には問題なさそうですね。
まとめ
いかがでしたか。
今回は細かくフルグラのカロリーや栄養についてみていきました。基本的にはカロリーが高く、栄養豊富な食品なので、食べ過ぎはよくありません。
健康やダイエットのためにフルグラを食べようかと考えている人はぜひ参考にしてみてください。