ココアはダイエットに効果的!飲むタイミング・量・おすすめの飲み方を解説
ココアってダイエットに効果的なのか?それともあまり飲まない方が良い飲み物なのか?ココアは感覚的ダイエット効果が分かりにくい飲み物ですよね。
健康に良いとされている情報もたくさんありますが、太ると言っている人も数多くいます。
結論から言うと
「ココアにはダイエットに効果的な成分が多く含まれており、飲むタイミングを適切にするとダイエットに有効」ということになります。
この記事では、
- ココアのダイエット効果
- ダイエット中のココアの飲み方
という内容を簡潔に分かりやすく解説していきます。
<この記事の主な参考>
ココアのダイエット効果
まずはココアのダイエット効果について詳しく解説していきます。まずは基本的な栄養素とカロリーを見ていきましょう。
ココアのカロリーや栄養素
大さじ1杯あたり
- カロリー:16kcal
- タンパク質:1.1g
- 脂質:1.3g
- 炭水化物:2.5g(糖質1.1g、食物繊維1.4g)
カロリーと三大栄養素を見ると、非常にカロリーが低く、三大栄養素に関しては突出して含まれているものはないということが分かります。
ただ食物繊維量は非常に豊富です。一杯(6g)当たりの食物繊維は1.4gで、他の食品と比べると含有率が高めとなっています。
ココアの基本情報を確認したところで、ココアのダイエット効果を確認していきましょう。
ココアのダイエット効果①強い抗酸化作用
ココアには強い抗酸化作用があります。
ココアの抗酸化作用は、豊富に含まれるカカオポリフェノールによるもの。カカオポリフェノールには強い抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぎ、代謝を改善する効果があります。細胞のエネルギー代謝を保つことで、脂肪を燃焼しやすい身体を作りダイエットへの効果が期待できます。
ココアのダイエット効果②食欲抑制効果
ココアには食欲抑制効果があります。食欲抑制効果は、テオブロミンという成分によるものです。テオブロミンは、ココアの苦みや香りのもととなっている成分。テオブロミンはセロトニンの分泌を促進し、食欲を抑制してくれます。
ココアのダイエット効果③抗ストレス効果
ココアには抗ストレス効果もあります。この作用も先ほど登場したテオブロミンによるものです。ストレスを緩和することで、内臓脂肪の蓄積を抑制することが可能です。
ココアのダイエット効果④脂肪分解効果
ココアには脂肪分解効果もあります。脂肪分解効果もテオブロミンによるもの。研究レベルではありますが、テオブロミンを一定期間摂取し続けた場合に、脂肪量が減少し、さらには脂肪形成に関わる遺伝子の発現も抑制されることが分かっています。
ダイエットに効果的な成分ばかりなのになぜ太ると言われる?
ここまで解説した内容を見ると、ほとんどダイエットにいい成分しか入っていないともいえるココア。しかし太るという人がいるのはなぜかというと、それは多くの商品に強い甘味付がされているからです。いわゆる調整ココアです。
純ココアにはまったく甘み成分はありません。むしろ苦み成分です。
ダイエット中ならば、必ず純ココアを選ぶ!というのが重要になってきます。純ココアと調整ココアは全く違う飲み物ととらえたほうが良いですね。
ココアを飲んでるだけじゃ痩せない
ココアにはダイエットに有効な成分が多く含まれていますが、ココアを飲んでいるだけで体重が何キロもやせるというレベルのものではありません。
ダイエットに有効な成分は含まれていますが、あくまでサポートとして考え、通常の食事制限や運動と合わせて飲むようにしましょう。
ダイエット中のココアの飲み方
ダイエット中のココアは、ココアの種類、飲むタイミング、一日の摂取量のポイントをおさえて飲むようにしましょう。
- 純ココアをお湯で飲む
- 食前・空腹時に飲む
- 一日の目安は1~2杯まで
ダイエット中のココアの飲み方①純ココアをお湯で飲む
ココアは牛乳で溶かして飲むというのが一般的ですが、ダイエット中ならば牛乳などで溶かさずにお湯のみで溶かした方がよいでしょう。
ココアの種類は必ず純ココアを選びます。苦みが強くなりますが、極力カロリーを減らしたい人にはおすすめの飲み方です。
そのままで飲みにくいという人は、無調整豆乳がおすすめです。苦さが緩和されて飲みやすくなります。調整豆乳でも構いませんが、糖質量がわりと多いので、分量には注意が必要です。
甘くしたいならはちみつやオリゴ糖がおすすめ
純ココアには甘みがありませんので、もう少し飲みやすくしたいという人は、はちみつやオリゴ糖を入れるのがおすすめ。
はちみつやオリゴ糖は他の糖質に比べて血糖値を上げにくい性質があります。
グラニュー糖や上白糖を入れてしまうと、血糖値が急上昇し、お腹が空きやすくなったり、脂肪や糖が脂肪として蓄積されやすくなります。
はちみつやオリゴ糖の量の目安としては大さじ1杯程度とするとよいでしょう。
ダイエット中のココアの飲み方②食前に飲む
ココアを飲むタイミングについてですが、ココアには食欲を抑制する効果があるので、食前に飲んだ方がダイエットにより効果的です。
食物繊維量も多めなので、血糖値の上昇をおさえ、栄養の吸収を緩やかにする効果もあります。
極度な空腹感のまま食事をとるのではなく、ココアを一杯飲んで、食欲をいったん落ち着けてから食べると、食事量の抑制にもつながります。
空腹が我慢できなかったら飲む
ココアには食欲抑制効果があるため、極度の空腹を感じた時にも有効です。特に夜食が食べたくなる夕食後寝る前のタイミングがよいでしょう。
ココアなら血糖値を上げずに食欲を紛らわすことができますし、またテオブロミンのリラックス効果により寝つきやすくなります。
テオブロミンはセロトニンの分泌を促しますが、それによって睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌も促されるので、空腹で眠れない夜にはうってつけなんですね。
寝る前のカロリー摂取はダイエットに悪影響とは分かっていても、空腹で寝れなくなるということもあります。
ダイエット中の眠れぬ夜にココアは超おすすめの飲み物なんです。
ダイエットであまり寝つきがよくないという人は、寝る前に一杯のココアを飲みましょう。
ダイエット中のココアの飲み方③一日1~2杯を目安にする
ダイエットに有効な成分が豊富に含まれるココアですが、飲み過ぎは良くありません。
ココアに含まれるテオブロミンはカフェインのような刺激性はないものの、摂取のし過ぎは、身体に毒。上限を厳しく定めるものはありませんが、具体的に飲む量としては一日1~2杯程度に抑えておくのが無難でしょう。
アイスココアでもいいの?
アイスでもホットでも成分は変わらず、どちらでも同じように効果がありますが、満腹感やリラックス効果をより強く感じたいなら、やはりホットココアがおすすめです。
特に夜に飲むココアは適度に体温を上昇させてくれ、副交感神経を優位にし、寝つきをよくしてくれます。
アイスココアを飲むデメリットはあまりないですが、メリットもまたないので、ホットココアを飲むに越したことはないでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ココアには、カカオポリフェノールやテオブロミンなどダイエットに有効な成分が豊富に含まれています。
飲むタイミングや量をしっかりと理解したうえで飲むと、ダイエットに効果的に働く飲み物です。
ココアだけで体重が激減するものではありませんが、夜間の食欲を抑えたりと、ダイエットを力強くサポートしてくれるはずです。
どうしても夜お腹が空いてしまう・・・という悩みを抱えている人は、無駄な夜食の代わりにココアを試してみてはいかがでしょうか。