期間×減量体重のダイエット方法

高校生ダイエット(男子女子)短期間~1ヶ月で3~5キロ確実に痩せる方法

高校生でダイエットで悩む人は、大人よりも多いかもしれません。


ある程度妥協してしまう大人と違って、高校生は今しかない!青春は今しかない!今痩せてないと意味がないんだ!という気持ちの人が多いのではないでしょうか。


ということで、今回は本気でダイエットしたい!と決意に満ち溢れている高校生のためのダイエット方法を解説します。


「それだけで痩せるわけない!」という記事ではありません。


しっかりと文献に則っとって解説していきます。


この記事では、

  • 高校生の具体的なダイエット方法
  • 高校生のダイエットで気を付けること
  • 女子高生のダイエットのポイント
  • 男子高校生のダイエットのポイント
  • 高校生が短期間で痩せるためには
  • 高校生におすすめしたいダイエットルーティン


という内容で詳しく解説していきます。


少々長いですが、自分と関係あるところをピックアップして読んでいってください。5分ほどで読めます。


主な参考


思春期の子どもは夜何時間眠ったらよいのか? :東京大学




(参考)大豆イソフラボン:内閣府食品安全委員会


時間栄養学と健康:日薬理誌


年齢とともに変化女性ホルモン:女性のための健康ラボ


(参考)うちの子はどのくらい大きくなるのかしら:埼玉県


1日の目安って?手ばかりをマスターしよう:協会けんぽ岡山支部


高校生のダイエット方法

高校生のダイエット方法

具体的なメニューの解説の前に最も大切なことは、目的と目標の設定です。

部活や趣味でもそうですが、目的や目標が具体的でない場合、成果は絶対にでません。まず何よりも自分のゴールを明確にすることが大切です。


高校生ダイエット-目的の設定

まずは目的を明確にしましょう。○○キロ痩せる!というのは目的ではなく、目標です。

ダイエットにおける目的とは、

  • デブと言ってきたやつを見返したい
  • お気に入りの服を着られるようにしたい
  • おしゃれな服を体型を気にせず着られるようにしたい
  • 部活でパフォーマンスを上げたい

などなど、目標を達成することによって得られる自分のメリットが何なのかを具体的にすることが目的の設定です。


痩せたら自分にとってどんなメリットがあるのか考えましょう。また逆に痩せなかった場合にどんなデメリットがあるのかを考えるのもダイエット中の大きなモチベーションになります。


高校生ダイエット-目標の設定

目的が具体的になったら続いて目標設定です。どのくらい痩せれば自分の目的を達成することができるでしょうか。

目標の設定については、今現在自分がどれだけ太っているかによって変わってきます。


例えば、IUダイエットで日本でも有名なIUさんの体型は、

  • 身長:161cm
  • 体重:44kg
  • BMI指数:16.97

です。BMIの指標で言うと、WHOの基準でぎりぎり「痩せ」であり「痩せすぎ」ではありません。


男性の場合では、佐藤健さんの例を見てみましょう。

  • 身長:170cm
  • 体重:54kg
  • BMI指数:18.69

です。BMIだと「普通」に分類されます。


細い!と言われている人でも、痩せすぎの人は実はあまりいないですね。


自分と同じぐらいの身長の有名人で理想とする体型の人を探し、その人がどのくらいの体重なのかに合わせると、具体的な目標の設定がしやすくなります。具体的な例があることでモチベーションも維持しやすくなります。


目的と目標が決まったら、ここから具体的な詳細メニューについて解説していきます。


非常にシンプルかつ効果的なものに厳選しました。


ダイエットに重要な要素である4つの項目を中心に解説していきます。

  • 食事
  • 運動
  • 入浴
  • 睡眠


この4つの観点で総合的にダイエットに取り組むことによって、無理なくそして健康的に痩せていくことができます。


高校生のダイエット-食事について

高校生の食事は4つのポイントを抑えることが重要です。


  • 目安の摂取カロリーを知る
  • おやつや間食などの無駄食いをおさえる
  • 夜食をやめる
  • 三食きちんと食べる


高校生のダイエット-食事①目安の摂取カロリーを知る

食事において最も大切なことは、目標の摂取カロリーを知ることです。あまり運動をする習慣がないという高校生は以下のような摂取カロリーが目安となります。


<高校生男子>

  • 体重50キロ:2000kcal
  • 体重55キロ:2100kcal
  • 体重60キロ:2200kcal
  • 体重65キロ:2300kcal
  • 体重70キロ:2400kcal
  • 体重75キロ:2500kcal


<高校生女子>

  • 体重40キロ:1700kcal
  • 体重45キロ:1750kcal
  • 体重50キロ:1800kcal
  • 体重55キロ:1850kcal
  • 体重60キロ:1900kcal


高校生は家のご飯を食べることも多いと思うので、カロリー計算が難しい点もありますが、だいたい以下のように考えてください。

  • 野菜中心のおかず:100kcal
  • ハンバーグや肉:400kcal
  • ラーメンやこってりしたもの:500kcal
  • 魚:150kcal
  • ご飯一膳:230kcal
  • パン一枚:150kcal


およそどのくらいの食事量になっているか計算できるはずです。コンビニなどで食事を調達する場合は、商品のカロリー欄をしっかりチェックするようにしましょう。カロリーチェックは大人になってからも非常に重要な習慣となります。


高校生のダイエット-食事②無駄食いを少なくする

高校生のダイエット無駄食い

高校生で太ってしまうという人はおやつやデザートの無駄食いが多すぎる傾向があります。

ただ、おやつやデザートを全く食べてはいけないということではありません。

目標の摂取カロリー内に収まる範囲で食べるというのが大切です。


まずは、一日のおやつの量を片手に収まる量に抑えるのがポイント。片手に収まる量を目安にすると、一日当たりのおやつによるカロリー量をおよそ200kcal以下に抑えることができます。


おやつやスイーツは質にこだわる

おやつによるカロリー摂取量と合わせて、栄養の質にもこだわりましょう。

ダイエット中に避けたいおやつは、

  • ジュース類
  • ポテチなど炭水化物+揚げ物系

です。

ジュース類は、吸収の早い単糖類が多く、脂肪が非常に蓄積されやすいという特徴があります。


ポテチなど揚げ物系のおやつは炭水化物(糖質)と脂質がセットになっており、最も太りやすい部類のおやつになります。糖質がインスリンの分泌を促し、高カロリーな脂質がダイレクトに脂肪として蓄積してしまいます。


おやつを全く食べてはいけないということではありませんが、ここにあげたジュース類、ポテチ系のおやつはできるだけ避けたほうが良いでしょう。


おすすめはナッツやヨーグルト

ダイエット中におやつを食べる場合は、ナッツやヨーグルトなど比較的お腹に溜まりやすく、脂肪として付きにくいものがおすすめです。


ナッツは脂質が多いお菓子ですが、糖質をほとんど含まないため、栄養吸収のきっかけとなるインスリンを分泌させず、実は脂肪として付きにくい部類のおやつになります。


ヨーグルトも比較的脂肪として付きにくいおやつ。血糖値の上昇を緩やかにし、脂肪の蓄積を抑制してくれます。

ヨーグルトを選ぶ際はできるだけ糖質量の低いものを選ぶようにしましょう。


高校生のダイエット-食事③夜食や夜遅くの食事をやめる

食事については時間帯も重要な要素です。朝から夕方にかけて人間の身体は最も多くのカロリーを消費し、夜はカロリーを吸収する状態となっています。それは人間の消費カロリーをコントロールするホルモンや遺伝子の働きによるものです。


<脂質代謝をコントロールするホルモン(コルチゾール)の一日の変化>

<脂肪合成を指示する遺伝子Bmal1の一日の変化>

ご覧の通り、日中帯は脂肪を合成しにくく夜6時を過ぎると徐々に脂肪の合成が高まっていることが分かります。


特に夜食は影響が大きく、夜食によって食生活のリズムが変わると、朝から夕方にもあまりカロリーを消費しない身体となってしまいます。


これは時間栄養学でしっかりと検証されていることなんです。


まず21時以降の食事をやめてみましょう。

夜遅くの食事が多いという人は、食事の時間帯を変えるだけで。自然と痩せる場合もあるでしょう。


高校生のダイエット-食事④三食きちんと食べる

食べる量を極端に減らしたり、一食抜くなどする必要はありません。

食事の量が時間帯ごとに極端に変化してしまうと、血糖値が安定せず太りやすい体質へと変貌してしまいます。


特に朝ごはんは重要で一日の血糖値を安定させ、昼食夕食の摂取カロリー量を抑制する効果があります。


<食事メニューはバランスよく>

一般的には○○だけダイエットなどが多いですが、今回ご紹介しているダイエットよりもはるかにリバウンドしやすく体の調子もおかしくなりやすいです。食事はあくまでもバランスを意識した食事メニューにするべきです。

高校生は家の食事メニューに口出しできないということもあるかと思いますが、足りてないと思ったら自分で足してみたり、親と相談するのも一つの手です。


高校生のダイエット-運動について

高校生のダイエット運動

高校生のダイエットは運動も重要です。高校生の筋肉は柔軟性が高く可動範囲も大きいため、大人よりもケガをしにくくダイエット効果が出やすくなります。


以下のメニューを参考にしてみてください。


  • ①筋トレ(スクワット・腹筋)
  • ②ダッシュ(8~9割の速さで)
  • ③有酸素運動30分以上


もちろん毎日すべてのメニューをこなした方が、ダイエット効果は高まりますが、無理は続かないので、その日の空き時間や体の調子に合わせて、どれか一つだけ行ったり、とにかく痩せるための運動を習慣化するというのがポイントになります。


最低週2回以上を目安に自分のやりやすいメニューから取り組むとよいでしょう。


高校生のダイエット-運動①筋トレ

まずは筋トレですね。筋トレによって基礎代謝をアップさせ、摂取したカロリーが燃焼されやすい状態を作ります。

激しい筋トレを行う必要はありません。


おすすめのメニューは

  • スクワット30回~50回
  • 腹筋30回~50回

です。非常に地味で基本的な筋トレになりますが、自宅でできる運動としては、比較的大きな筋肉を動かすことができ、効率的にエネルギーを消費することができます。大きな筋肉を鍛えることによって基礎代謝も上がりやすくなり、太りにくい身体を作ることができます。

ポイントとしては10分以内でスピーディーにこなすこと。上記メニューでは30回~50回と回数を指定していますが、スピーディーにこなせる範囲で回数を増やしたり減らしたりしてOKです。


<筋トレは食後に実施する>

主に糖質を消費する運動である筋トレは、食後に行うのがベストです。摂取したカロリーが筋肉に利用される割合が増え、脂肪として付きにくくなります。

空腹時に筋トレを行ってしまうと、筋肉の分解が起こりやすくなるので、タイミングには気を付けましょう。

食後約30分後をめどに短時間でサクッとやるだけで効果がでます。


<筋トレをして体が太くなったりしないの?>

筋トレをやるうえで「体が太くなってしまうのでは?」と気にする人が多いですが、これは取り越し苦労です。

ボディービルダーのように、徐々に荷重を上げながら筋トレを行う場合は、筋肉が大きくなりますが、食事制限を行いながら、自重で筋トレを行う程度では筋肉はそこまで大きくなりません。むしろ体が引き締まります。


高校生のダイエット-運動②ダッシュ

運動時間を短くしたいという人は、100~200m程度のダッシュも効果的です。

ダッシュで心拍数を上げることで、アフターバーンという効果も期待できます。

アフターバーンとは運動終了後もしばらくの間高い消費カロリーが維持される効果のことです。

忙しく運動をする時間がなかなか確保できないという人は、アフターバーン効果を起こすことによって、短時間の運動でも大量のカロリーを消費することができるのです。


アフターバーン効果を起こすためには、

  • 20秒ダッシュ(8割~9割)
  • 1分ウォーキング

これを5~10セットを目安に行うとよいでしょう。

運動後もしばらく心拍数が高い状態が続き、体温も高い状態が維持され、脂肪がメラメラと燃えるのを感じることができるでしょう。


10セット行っても15分以内に終わるので、非常に効率的な運動と言えます。


ダッシュも糖質を多く消費する運動なので食後30分をめどに行うのが効果的です。


高校生のダイエット-運動④ウォーキング30分

比較的軽負荷の運動をダラダラとやる方が向いているという人はウォーキングがおすすめです。

一日30分以上を目安に行えば十分な脂肪燃焼効果がえられます。体重が重くても、筋肉がなくても誰でも行えるので、運動にあまり慣れてない高校生におすすめです。


30分というのは必要最低限の目安になっているので、可能な人は、時間を伸ばして、60分以上を目標にするとよいでしょう。


ウォーキングは脂肪を燃焼する有酸素運動なので、空腹時に行うと、効果が高まります。


高校生のダイエット-お風呂について

ダイエットしたい人は、お風呂の時間も重要です。単に汗をかくという目的ではなく、実際に脂肪燃焼効率を高めてくれます。

  • 体温を高めて脂肪分解酵素を活性化
  • ヒートショックプロテインを活性化


体温を温めて脂肪分解酵素を活性化

脂肪を分解するためには、リパーゼという脂肪分解酵素を活性化する必要がありますが、お風呂で体温が上がることによって、この酵素の働きが活発になります。


ヒートショックプロテインを活性化

お風呂で体温が上がることによって、ヒートショックプロテイン(HSP)の働きが高まります。リパーゼと同様に脂肪燃焼効果を高めてくれます。しかもその場限りの効果ではなく、活性は4日程度続きます。入浴時間の目安は体温が38度に温まるのが目安です。

  • 40度→20分
  • 41度→15分
  • 42度→10分

半身浴はあまり効果がないということが分かってきているので、しっかり首の付け根までお湯につかるようにしましょう。お風呂に出たり入ったりして高温反復法を行う必要はありません。体温を38度以上にすることが重要なんです。


高校生のダイエット-睡眠について

ダイエットにおいて睡眠は非常に重要なキーポイントとなります。睡眠については、

  • 睡眠時間を8時間以上確保する
  • 寝る前のスマホをやめる

ということが重要です。


睡眠時間を8時間以上確保する

睡眠時間は非常に重要です。人によって適切な睡眠時間は異なりますが、最低でも8時間以上の睡眠時間の確保を目指しましょう。東京大学による最新の研究では高校生は最低8.5時間の睡眠をとることであらゆるリスクが低くなるとことが分かっています。


ダイエットにおいて良質で十分な睡眠は、

  • 満腹ホルモン レプチンの増加
  • 空腹ホルモン グレリンの減少
  • 内臓脂肪の抑制
  • 日中帯のエネルギー消費量増加
  • 成長ホルモンによる脂肪分解

という非常にたくさんのメリットがあります。


また睡眠時間を十分に確保することは、空腹を我慢している時間を減らすというシンプルなメリットもあります。


寝る前のスマホをやめる

良質で十分な睡眠を確保する上では、寝る前のスマホは止めるべきです。入眠直前にスマホからでる強い光(ブルーライト)は、睡眠導入ホルモン「メラトニン」の分泌を抑制してしまい、寝る時間が単純に短くなったり、睡眠の質を低下させてしまいます。

上記であげたメリットが得られにくくなるということですね。

どうしても寝る前にスマホを見てしまうという人は、思い切って別の部屋において、寝室にスマホを持ち込まないというのが得策です。


高校生のダイエットで気を付けること

具体的なダイエット方法を確認したところで、高校生がダイエットをするうえで気を付けたいことを確認しておきましょう。

高校生は見た目はほとんど大人と変わらないという人もいると思いますが、まだまだ身体の中は発達段階という人が大半です。


その観点から言って、大人と同じようにダイエットをしてしまうと効果がなかったり、最終的に身体の成長が終わった際に未発達のままになってしまう可能性があります。


高校生のダイエットは自分の身体の成長具合を知ることが非常に重要なのです。


性別ごとの成長の度合いを把握する

同じ高校生でも男子と女子では成長度合いが異なります。

しっかりと自分がどの成長段階にいるかを把握することが大切です。


女子高校生の成長段階

女子高生の成長段階

女子高校生においては、見た目が大人と変わらないという人も多いと思います。身長はお母さんよりも大きくなって、親よりも体格がよいというパターンはよくありますね。


しかし、身体の中はまだまだ発達段階。


中学生ごろから増え始めた女性ホルモンがまだまだ増大している段階です。

女性ホルモンの成長曲線


この頃に無理なダイエットをしてしまうと、最終的な大人の身体の完成形に届かず、未発達のまま成長が終わってしまう可能性があります。


具体的には、以下のことに影響が出る可能性があります。

  • 妊娠への影響
  • 胸の発達・女性らしい身体のフォルム


具体的な注意事項等は、後ほど詳しく解説します。


男子高校生の成長段階

男子高校生の成長段階

男子高校生においても、高校生ともなればほとんど大人と同じような見た目となっている人も多いと思います。


男子高校生においては、性的な部分においての影響は女性に比べて少ないですが、気にすべきは身長への影響ですね。


実はまだ身長が伸びる時期なのに、無理なダイエットによって、その成長の機会を逃してしまう可能性も十分にありえます。


大人になって、「あと1、2センチ身長が高ければ・・・」と思うことはよくあります。


指標としては、両親の身長から自分の最終的な身長を予想してみるとよいですね。


予測身長=(父親の身長+母親の身長+13)÷2


予測身長にまだ達してないという人は、まだ身長が伸びる可能性は十分にあります。


無理なダイエットをして、身長の伸びしろを失ってしまわないようにしましょう。


女子高校生のダイエットのポイント

女子高生のダイエット

ここからは女子高生に限定した注意事項をいくつか記載しておきます。


冒頭も言った通り、女子高生の身体は見た目は大人でも、まだまだ発達段階。


将来に影響を及ぼす可能性が高いので、大人のダイエットでは気にしなくていいことも、しっかりと注意する必要があります。


女子高生のダイエットで気を付けること、ポイントは4点です。


  • 短期ダイエットはリスクが大人以上に高い
  • 豆乳の飲み過ぎに注意
  • 縄跳びダイエットはやるな。運動はスポブラをつけろ
  • ダイエットは生理後を狙え


女子高生のダイエット注意点①短期ダイエットはリスクが高い

再三言っている通り、女子高生は女性ホルモンがぐんぐん上昇している最中です。


その時期に短期ダイエット、特に食事制限系のダイエットを敢行すると、妊娠しにくくなったり胸・女性らしい身体になれずに成長が終わってしまう可能性があります。


目安としては1週間で3キロ以上のダイエットは絶対にやめたほうがいいです。


もし短期間でダイエットしたいという人は見た目を改善しましょう。女子高生の短期ダイエットについては、最後の項目で解説します。


女子高生のダイエット注意点②豆乳の飲み過ぎに注意

女子高生は豆乳飲み過ぎNG

女性向けのダイエット方法などで、よく言われていることですが「豆乳できれいにダイエットできましたー♡」という内容。これは女子高生にとっては、少しリスクが高いということを知っておきましょう。


豆乳が痩せやすい要因の一つに大豆イソフラボンという成分の働きがありますが、これは女性ホルモンと似た構造をとっているため、女性らしい体づくりをサポートするというものです。


しかし飲み過ぎると女性ホルモンが分泌されにくくなるという検証結果もあり、女性ホルモン急上昇中の女子高生が豆乳を飲み過ぎると、発達に影響が出る可能性が否定できません。


豆乳は多くても一日200ml以下に抑えましょう。


女子高生のダイエット注意点③縄跳びダイエットはやるな。スポブラを付けろ

女子高生は縄跳びダイエットNG

短時間で多くのカロリーを消費する運動の一つ縄跳び。しかし女子高生にとってはリスクの高い運動であることを理解しましょう。女子高生の胸は発達段階。この段階で縦揺れの激しい運動を行うと、胸を支えているクーパー靭帯が切れたり、伸びたります。靭帯は脂肪や筋肉などのように回復しません。切れたら切れっぱなし。伸びたら伸びっぱなし。


発達段階の女子高生の胸のクーパー靭帯が切れたり伸びたりしたらどうなるか想像できますか?


重さが増えるにつれて、胸は垂れ下がります。


これは縄跳びだけに限らず、運動全般に言えることです。


運動するときは、家であってもしっかりスポブラを付けましょう。がっちり固定することが、将来のきれいなボディラインの維持につながります。


女子高生のダイエット注意点④ダイエットは生理後を狙え

女性の身体が最も痩せやすいのは生理後です。逆に生理前は、水分をためやすく成果が目に見えて現れにくく、モチベーションの維持が難しいです。


生理後にダイエットすることによって、体重が減りやすく、モチベーションを維持しやすいので、ダイエットを始めるなら、生理後がよいでしょう。




男子高校生のダイエットのポイント

続いて男子高校生におけるダイエットのポイントです。

男子高校生においては、

  • タンパク質を意識して摂取
  • 適度な筋肉を付ける


女子高生に比べて将来的な発育に関わるような重要ポイントはありません。ここにあげるのは、なるべく意識したほうがよいポイントになります。


男子高校生のダイエットのポイント①たんぱく質を意識して摂取

男子高校生はまだ身長が伸びる余地がある人もいます。その観点から言えば、一般的にはカルシウムの摂取が重要ですが、それと合わせてタンパク質の摂取も非常に重要です。骨が伸びる段階として骨の先端にある軟骨細胞の増殖が必須となってきますが、この軟骨細胞はタンパク質から作られているからです。いくらカルシウムを摂取していても、タンパク質不足によって軟骨細胞が増えなければ、骨は伸びません。


将来的に1センチでも2センチでも身長を高くするためには、タンパク質の摂取が必須なわけです。


摂取目安としては、自分の現在の体重かける2倍以上。

体重が60キロの人なら120gということになります。


男子高校生は筋肉量が急激に上昇している時期でもあるので、筋肉にたんぱく質が摂られる割合が増えます。


骨の成長に不可欠なたんぱく質が不足しないように十分な量を摂取するようにしましょう。


男子高校生のダイエットのポイント②適度に筋肉を付ける

男子高校生がダイエットする上では適度に筋肉を付けながら痩せたほうがメリットがあります。もちろん痩せやすくなるというメリットもありますが、単純に見た目がカッコよくなるからです。


女性高校生を対象としたアンケートによると、細すぎ、マッチョすぎはNGで、適度に筋肉に覆われた肉体が理想的という結果がでています。もちろん好みにもよりますが、大多数はほどよく筋肉の付いた身体がいいと感じているということですね。


ほどよく筋肉を付ける上では、ジムなどで重い荷重で筋トレするよりも、自重を使った筋トレをすると筋肉が大きくなりすぎずに、ほどよく筋肉に覆われた肉体をつくことができます。


男子高校生が満遍なく筋肉を付けるためには、

  • スクワット:最低30回以上
  • 腹筋:最低30回以上
  • 腕立て伏せ:最低30回以上
  • 背筋運動:最低30回以上
  • 懸垂:10回以上


非常に地味なメニューですが、5つの筋トレ基本メニューを習慣づけることで、身体全体にバランスよく筋肉がつきます。可能な人はどんどん回数を増やしていきましょう。各メニュー100回程度できるようになるころには、ほどよく筋肉に覆われた理想的な体型を手に入れることができるでしょう。


高校生が短期間でダイエットしたい場合は

どうしても短期間で痩せたい!という場合には、体重よりも見た目を磨いていきましょう。

同じ体重でも、見た目を痩せて見せることは可能です。

しかも3日~2週間程度で成果が見えやすいです。


高校生の短期間見た目ダイエットのポイントは3つ

  • 浮腫み(むくみ)を改善
  • リンパをしっかり流す
  • 姿勢を改善


この3つをしっかりと改善することで、体重はあまり変わっていないけど、確実に見た目は痩せます。


むしろ体重に執着するよりも、この3つを重視することで、可愛くなれるかもしれません。


ダイエットが続かないという高校生もぜひこの項目を参考にしてみてください。


高校生の短期ダイエット①むくみを改善

まずむくみをとりましょう。むくみの改善は次に解説する「リンパを流す」でもできますが、食事によって改善することができます。


浮腫みを食事で改善するためには、

  • お味噌汁を飲む
  • カリウムの多い食品を食べる


という2つのアプローチが手軽です。


味噌には、無駄な水分を排せつする成分が含まれており、むくみ解消に効果てきめんの食事です。インスタントでも構わないので、毎日飲む習慣をつけると、ダイエットに効果的に働きます。


もう一つむくみを改善する食事として有効なのは、野菜中心の食事です。もちろんダイエット全般にも良い影響を与えますが、短期間のむくみ改善にも大きな役割を果たします。野菜には水分を排せつするカリウムという成分が含まれているので、浮腫みに有効に働きます。


カリウムを多く含んでいて、見た目痩せに有効なのは、

  • ほうれん草
  • りんご
  • キウイ

ですね。このあたりの野菜と果物はカロリーも比較的低く、かつカロリーも低いものになります。


高校生の短期ダイエット②リンパを流す

浮腫みを解消することにもつながりますが、リンパを流すことによって、身体の老廃物が流れやすくなります。またリンパが滞ると、停滞しているところから脂肪が染み出すことがあるので、リンパマッサージによって脂肪の染み出しを抑制する効果が期待できます。


リンパマッサージにはやり方があるので、こちらの記事を参考にしてください。



高校生の短期ダイエット③姿勢を矯正する

最も手っ取り早く、そして魅力的な見た目になる方法は、姿勢を治すことです。長期的には、血行促進やリンパを流すことにもつながります。


自分の姿勢は正しい状態になっているか確認してみましょう。

正しい姿勢


ここで紹介した以外にも比較的すぐに効果を得られるダイエットはこちらのまとめています。


高校生でもダイエットサプリを使うのはあり?

結論から言いますと、ダイエットサプリはあくまでも補助的な役割が大きく、これは大人のダイエットについてもいえることですが、サプリを飲んでいるからと言って激やせするというのは幻想です。


企業は売るために過激な広告を打ちます。

「このサプリでマイナス20キロ!」など。


たとえそれが真実だったとしても、「実は食事制限めちゃくちゃやってます」というのがほとんどです。


仮にサプリを飲んだだけで痩せ始めたという人は、「そのサプリ本当に健康上大丈夫?」と疑った方がよいでしょう。


どうしても痩せない!何か痩せるサプリはないの!?という今必死の人の為に、高校生でも問題なさそうなサプリを紹介するとこんな感じです。


  • フコキサンチンのサプリ(海藻類系)
  • カルチニンのサプリ(肉の赤身系)
  • スルフォラファンのサプリ(野菜系)
  • デキストリンのサプリ(トウモロコシ系)


このあたりは、すべて脂肪の燃焼を促進するものです。

通常の食品にも含まれていてかつ、安全性も高いです。


ただし過剰摂取はどんなものでも毒になります。用法容量を守って正しく利用しましょう。


高校生のダイエット系サプリの利用については、今回解説した内容をまず実践してみて、それでも効果がないという人だけが利用すればいいと思います。


高校生ですから、なかなか家の食事メニューに口を出せないという人も多いと思うので、一応紹介しました。


高校生におすすめしたいダイエットルーティン

上記のダイエット方法を含めてルーティン化すると自然と痩せやすくなっていきます。ルーティンを簡単にまとめてみました。


<朝のルーティン>

  • 朝のお白湯
  • 朝の動的ストレッチ
  • 朝食は必ず食べる
  • 気づいたときにスクワット10回

<食事のルーティン>

  • 食前のお白湯を一杯
  • 野菜⇒たんぱく質⇒糖質の順で食べる
  • 食事時間は30分かける
  • 炭水化物は「半分」を意識するだけ
  • 太りにくいおやつを常備する

<運動のルーティン>

  • 準備運動を必ずやる
  • 運動後は必ずマッサージ&ストレッチ
  • 無酸素運動⇒有酸素運動

<お風呂のルーティン>

  • しっかり入浴
  • 身体を洗いながらマッサージ


ダイエットルーティンの効果を詳しく見たい人はこちらの記事を参考にしてみてください。




高校生のダイエット方法まとめ

いかがだったでしょうか。

高校生のダイエットは、大人のダイエットと違い、成長や発達にしっかりと気を付ける必要があります。

見た目は大人でも、まだまだ発達段階。大人と同じようにダイエットすると将来的に様々な弊害が起こる可能性があります。


今回の記事をぜひ参考にしてみてください。


関連記事もよろしければどうぞ






ダイエット関連ツール
当サイトでは無料で使えるダイエット高性能ツールをご用意しております。自分の身体やダイエットのことを正しく知りましょう。
下のリンクからご覧の各ツールを確認できます。
  • 目標摂取カロリー計算ツール
  • 目標消費カロリー計算ツール
  • PFCバランス計算ツール
  • 運動の消費カロリー計算ツール
  • 体脂肪率・体脂肪量計算ツール
  • BMI計算ツール
  • 基礎代謝計算ツール
  • 身長・体重ごと体型平均データ
  • 運動・食べ物カロリーデータ