ダイエットと生理の関係を知れば無理なく痩せる!
女性のダイエットは生理との関係を知っておくことで、効果の出方が驚くほど変わります。
また痩せにくくなったという悩みも軽減し、ストレス少なく痩せていくことが可能です。
今回は、ダイエットと生理の関係について網羅的に解説し、女性にとってベストのダイエット方法をご紹介します。
この記事は、
- 生理とダイエットの関係
- 具体的なダイエット方法(生理終了~生理中)
- 生理がとまってしまったら
という内容で解説していきます。
生理周期とダイエットの関係
生理周期とダイエットは密接にかかわっています。
生理終了から卵胞期にかけては、妊娠の準備まで期間があり、痩せやすく、排卵期から黄体期は女性ホルモンと黄体ホルモンが上昇し、水分や栄養をためやすくなる時期となり、痩せにくくなります。
体調が悪いことによって運動量や代謝が下がることも痩せにくい原因となります。
この周期に合わせてダイエットを考えることによって、痩せない!というストレスを軽減することができます。
人によってばらつきはありますが、おおむねこの周期と合わせてダイエットを考えていけばよいでしょう。
急激なダイエットは生理を止めてしまう
特にこれは未成年の方に読んでほしい内容ですが、ダイエットすると生理が止まってしまう人が意外と多くいるということです。
大人の女性は身体が完成しているため、生理が止まってもそこまで致命的な影響がありませんが、中学生や高校生は発育途中であり、女性ホルモンが急激に上昇している時期です。
この時期に生理が止まったりすると、身体が未発達のまま成長を終えてしまい、将来不妊になったりするケースもあるので、急激なダイエットは避けましょう。
1ヶ月に5キロ以上のダイエットは生理が止まってしまうリスクが高くなるので、今回解説するダイエット方法の範囲でダイエットを行うことをおすすめします。
生理のリズムに合わせたダイエット方法
ここからは具体的なダイエット方法を解説します。
生理のリズムに合わせて、
- 生理終了頃
- 10日間ダイエット
- 生理前~生理中のダイエット
の3つの段階に合わせて解説していきます。
ダイエット開始は生理4~5日目の体調の良くなった日
ダイエットを開始するなら生理が終わりそうな生理4~5日目が理想的です。人によっては、まだ経血の量が多かったり、生理痛があるという人もいると思いますので、生理4~5日目もしくは、その後の6、7日目の体調の良い日を狙ってダイエット開始するのがスムーズです。
この頃からむくみも抜けやすくなり、腸の活動も良くなってきますので、体重を落とすチャンスです。
10日間で1~2キロの減量を目指そう
生理リズムに合わせたダイエットを考えた時、次に生理の準備が本格化するまでの10日間に集中して体重を落とすのが理想的です。
この期間は1ヶ月の中で最も痩せやすい時期となっているので、ここで体重を落とします。
もともとの体重や体質によって落とせる体重は変わりますが、10日間で1~2キロ落とす程度の気持ちでダイエットすれば、生理が止まったり、生理不順になったりするリスクも下がります。
生理を考えた理想的なダイエットの食事
ダイエット全般と共通する部分もありますが、生理後というのは、水分が多い状態、便秘や下痢など胃腸も元気がないことが多いので、食事によって、水分と腸を改善するとより効果的です。
基本的には、
- 野菜多めの食事をとる
- ヨーグルトや納豆など整腸作用のあるものを摂取
- 三大栄養素は朝から昼にかけて摂取する
というルールで食事をコントロールしていきます。
野菜多めの食事は生理後のダイエットに効果的
野菜には余計な水分を排せつするカリウムが多く含まれ、生理後の水分の多い状態の身体に効果的です。もちろんカロリーも低いので、その点もダイエットに効果的です。
一つの野菜に偏らず摂取することで、不溶性食物繊維、水溶性食物繊維の両方をバランスよく摂取することができ、
- 糖の吸収をゆるやかにする
- 便を大きくして、便通をよくする
- 腸内の善玉菌にエサを供給し腸内環境を整える
という効果が期待できます。吸収される栄養を制限しつつ、腸内環境をよくすることで代謝をアップすることができます。
ヨーグルトや納豆で整腸作用
野菜と合わせてヨーグルトや納豆などの整腸作用のあるものを摂取することによって、さらに腸内環境を整えることが可能です。野菜と同様、糖の吸収を緩やかにしたり、脂肪合成を阻害する効果も期待できますのでおすすめです。
三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)は朝から昼に摂取する
偏った食事をすると生理が止まったり、生理不順を引き起こす可能性が高まりますので、身体をつくる三大栄養素はしっかりと摂取したいですね。
三大栄養素の摂取をできるだけ減らさずに、ダイエットに影響を与えないようにするためには、食事をとる時間帯を考慮すると効果的です。
朝から昼の消費カロリーの多い時間帯に三大栄養素を取ることによって、身体につきにくく、体重増加もおさえることができます。
シンプルなことですが、わりと重要なことなのでしっかりと実践していきましょう。
生理後のダイエットについてはこちらの記事にさらに詳しくまとめていますので、よろしければご参照ください↓
10日間のダイエットが終わったら体重維持を意識
10日間の集中ダイエットが終わったら、気持ちを切り替えて体重減少よりも体重維持に重きを置きましょう。
このころから体重が徐々に減りにくくなってきます。
体重が増えている原因の多くは、水分によるものなので焦る必要はありません。
ただ実際に体重が減らないとやっぱり焦ってしまうので、
「この時期は体重を減らさなくていい」と再確認しましょう。
一点気を付けたいのは、体重は減りにくいですが、ダイエットは継続して行うということです。
体重が減らないからと言って、ダイエットを完全に中断してしまうと、当たり前のように体重は元通りになってしまうので、10日間で減量した体重を維持する!という気持ちで、体調を気にしながら、ダイエットを続けます。
生理前、生理中のダイエットについては、さらに詳しくまとめていますので、よろしければご覧ください↓
もし生理が止まってしまったら
今回解説している生理のリズムに合わせたダイエット方法は、生理のリズムを壊すことなく痩せていく方法ですが、それでも生理が絶対に止まらないとは言い切れません。
人によって体質や元々の体重が違うので、ダイエットする以上、生理が止まるリスクをゼロにすることはできません。
生理が止まってしまった場合は、体重減少のペースを落としてみましょう。それでも生理が戻らないというのは、別の原因も視野に入れます。
生理は体重減少以外にも様々な要因によっておこります。妊娠した場合はもちろんですが、ストレスなどによっても生理が止まる場合があります。
「生理が止まった、どうしよう。体重もそこまで減っていないのに」となった人は、一度医療機関に相談されることをおすすめします。ダイエット中に生理が止まってしまう人は意外と多く、お医者さんに診てもらったという人もいますので、大げさかな?などと気にする必要はありません。
不安は早めに解消し、適切な対策を取るのが一番です。
生理が来ない場合の原因と改善策についてはこちらの記事に詳しくまとめてあります。↓
生理のリズムを考慮したダイエットまとめ
いかがだったでしょうか。女性のダイエットにとって生理のリズムは切っても切り離せない深い関係があります。
生理のリズムとダイエットの関係を知っておくことで、体重がが減らない!などといった悩みを軽減することができます。
今回解説したダイエットでは1ヶ月2~3キロ程度の減量ですが、この1カ月目が成功したら、2~3か月無理なく体重を落としていくことが可能です。
これまでダイエットをして、痩せにくい時期があったと感じている人、生理が止まってしまった、生理不順になったという人は、今回の解説を参考にダイエットにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。