期間×減量体重のダイエット方法

生理中のダイエットは無駄ではない!運動と食事から適切に対処しよう

ダイエットをしようと決めたが生理期間だ!またはダイエット中だけど生理期間に入ってしまったという人に、生理中のダイエットについて正しい考え方と適切なアプローチを食事と運動の両面から詳しく解説していきます。


生理中って痩せにくいし、頑張ってダイエットしても無駄かな?と不安な人は、この記事を最後まで読んでください。


その不安解消します。


今回の記事では、

  • 生理がダイエットに及ぼす影響またはその逆
  • 生理中のダイエットの正しい考え方
  • 生理中のダイエットの運動について
  • 生理中のダイエットの食事について
  • 生理中ダイエットを頑張れば生理後痩せる?


この5つのことを軸に網羅的に生理中のダイエットについて解説していきます。


主な参考

【「貧血」の基礎知識と予防に効く食事】

https://www.eiyo.ac.jp/recipe/sp/feature/view/vol:1/lesson:3/

【生理のしくみ】

https://www.seirino-mikata.jp/knowledge/how/

【運動と貧血】

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shippei-undou/undou-hinketsu.html

【鉄欠乏症貧血が脂肪代謝に及ぼす影響】https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsnr/23/5/23_20001201002/_pdf/-char/ja


生理中のダイエットの影響

生理中のダイエットについて考える場合、二つの観点がありますよね。

  • ダイエットで生理に悪影響を与えたくない
  • 生理中でもしっかりダイエットしたい


どちらも大切なことであり、これらを両立することは難しいのかなと不安な人も多いはずです。


生理中はダイエットしても痩せない?無駄?意味ない?

自分の経験談や、うわさなどで、生理中はダイエットしても痩せないと思い込んでいる人も多いようです。


たしかに生理中は運動量が下がる傾向にありますし、低体温になるため、基礎代謝もさがり、体重が減りにくい状態になることはあります。


しかし意味がないことはありません。


生理のメカニズムを知り、それに対処することで、健康的にダイエットを継続することは可能です。


ですから、生理中だからと言って、何もしないとダイエットが中断して損をしてしまいます。


女性にとっては月一回必ず来るものですので、生理のたびにいちいちダイエットを中断していては、ダイエットもはかどりません。


生理中でもダイエットをうまく継続する方法はあります。


けっして無駄ではありませんよ!


生理中は身体がどんな状態になっているか理解する

生理中のダイエットを正しく理解するためには、生理中の身体の状態を知る必要があります。経験値で知っている部分も多いと思いますが、今一度整理しておきましょう。

  • 経血で貧血状態になっている
  • 心身の不安定な状態はある程度解消されている
  • 経血の処理で少しイライラ
  • 生理痛が激痛の人もいる
  • 低体温になっている


人によって症状が様々ですが、おおむね生理中とはこのような症状が起きていますよね。


全てのことがダイエットにかかわりがありますが、特に気にしたほうがよいのは、やはり経血と低体温です。

身体全体もだるさがある場合も多いので、その点も合わせて考慮する必要があります。


生理中にダイエットするためには?

生理のダイエットに特にかかわりの深い症状、

  • 経血で貧血状態になっている
  • 低体温になっている
  • 身体のだるさ・痛み


を踏まえて、生理中のダイエットを正しく行うためには、以下の2点を心がけましょう。


  • 運動は細心の注意を払い、無理しない
  • 貧血を考慮した食事制限を行う


というのが基本になります。それぞれ詳しく解説してきます。


生理中のダイエットの運動的観点

まずは生理中のダイエットについて運動の観点からです。

結論から言えば、無理して通常コンディションのように運動する必要はありません。


ダイエット中だからと言って、ストイックな人は運動を続けてしまいがちですが、これはよくありません。


貧血状態の時に激しい運動をすると、筋肉の動作や発汗によってさらに鉄不足の状態となり、貧血状態が悪化します。


貧血状態では、脂肪の代謝が悪くなるということが実験レベルで分かっており、脂肪が身体につきやすくなっています。特に内臓脂肪ですね。


つまり貧血状態での運動は、鉄不足を悪化させやすく、それによって脂肪がつきやすい身体になってしまう可能性もあるということですね。


激しい運動は、逆にダイエットを遅らせてしまうかもしれないということです。


身体を動かしたい場合は軽い運動・ストレッチを中心に

生理で貧血状態だけど、身体を動かしたいという人は、ウォーキング程度の軽い運動をするようにしましょう。ランニングをするにしても、息が切れない程度を意識して行うとよいでしょう。


激しい運動は先ほども解説した通り、ダイエットに逆効果になってしまいます。


生理中は低体温になっていることもあるので、軽い運動で一日に一回体温をあげておくと基礎代謝を下げすぎず、ダイエットにも良いでしょう。


またストレッチもダイエットに効果的です。家でテレビを見ながらでもいいので、ストレッチやマッサージをすると日常生活の軽い運動でも、普段より脂肪を燃焼しやすくなります。体温も上がりやすいですよね。


生理中のダイエットの食事的観点

続いて食事についてです。

最近ではダイエット方法も様々な種類があり、特に置き換えダイエットが手軽で、ある特定のものしか食べないと決めてダイエットされている方も多いですね。


生理中のダイエットをより効果的にするためには、運動の観点でも解説した通り、鉄を補わなくてはなりません。


あなたのダイエットではしっかり鉄を補えているのか確認してみてください。


しっかり鉄を補えるような食品でダイエットしている場合は、そこまで問題ありませんが、厳しい食事制限でダイエットをやっている場合は、鉄不足をさらに悪化させてしまう可能性があるので、ダイエットの進捗が遅れてしまう場合があります。


しっかり鉄を補えるような食事をすることがベストです。


大切なのはバランスのいい食事をとること

貧血時には特に鉄分が不足がちになりますが、貧血全体を解消していくためには、鉄以外の栄養素も必須となります。

  • たんぱく質
  • ビタミンC
  • ビタミンB
  • 葉酸

などなど


特に重視したいのはたんぱく質ですね。野菜はもともとダイエットに弊害なく、むしろダイエットを促進する成分が入っている食材として誰もが認識していますが、たんぱく質、特にお肉類は少なめにしている人も多いのではないでしょうか。


しかし貧血状態を解消するために、お肉はとっても大切です。特に鉄を多く含むレバーは貧血解消に非常に効果的です。


生理中のダイエットに向いている食事メニュー

ここからは具体的に、生理中のダイエットに向いている食事メニューをご紹介していきます。


塩レバー

貧血解消に最も効果的なのはレバーですね。人によって好き嫌いが分かれるところではありますが、効果てきめんなのは間違いありません。

コンビニで売っている砂肝でもかまいませんが、自宅で食べるのも実はそれほど手間はかかりません。


★簡単レシピ★

  • レバーの血を流水で処理し、塩で揉む
  • 塩のザラザラが取れたら、水で流す
  • 下処理が終わったら塩ゆでに
  • 茹で上がったら、ネギをふりかけ、お好みでごまあぶらをかけて完成


さらに詳しくレシピを見たい人はこちら↓

https://cookpad.com/recipe/3859309


赤身のステーキ(フィレステーキ)

レバーが少し苦手という方は、フィレステーキでもよいですね。牛肉の赤身にも鉄がしっかり含まれています。

基本的には焼くだけですが、こちらでおいしい焼き方をご紹介していますので、参考にされてみてください↓

https://cookpad.com/recipe/1350752


マグロのお刺身

ダイエット中だから肉の脂身はちょっとなーという人は、魚でもOKです。マグロやイワシ、カツオ、鮭などの魚には、たんぱく質、鉄、ビタミンB群が豊富に含まれています。


サイドメニューとして野菜もしっかり摂取する

肉や魚類で、たんぱく質、鉄、ビタミンB群は補えますが、ビタミンCは摂取しにくいですね。ビタミンCを補うためには、しっかりと野菜も摂取しましょう。

  • パプリカ・ピーマン
  • ブロッコリー
  • キャベツ

などがおすすめです。これらの野菜はビタミンCを豊富に含んでいます。生に近い状態で食べるとさらに摂取量がアップするでしょう。


葉酸を摂取するにはほうれん草がおすすめ

肉・魚・野菜で血液を作るのに必要な栄養素をほとんどとることができますが、葉酸だけはもう少し意識して摂取するとよいかもしれません。


葉酸を摂取するのにおすすめの野菜は、ほうれん草です。


ほうれん草は、葉酸だけでなく、鉄も豊富に含んでいますので、貧血時にはより効果的な野菜となります。


生理中にダイエットを頑張れば生理後痩せる?

「生理中にダイエットを頑張れば、生理後痩せる!」という説がありますが、これは半分正解で、半分間違いですね。


解説した通り、生理中は低体温や貧血の影響によって、痩せにくくなります。そして生理が終了した後は、体温が上昇し、貧血状態も改善されるため、痩せやすく感じることはあります。


しかしよくある勘違いで、「生理中の頑張りが生理後に反映される」という考え方、これは間違っています。


生理中のダイエットは、生理後に反映されるのだから、生理で体重が落ちなくても、がっつりダイエットをやったほうがよい!と思っていた人は、考えを改めましょう。


生理中に激しい運動、激しい食事制限を無理して続けると、極度の貧血に陥り、ダイエットどころではなくなってしまいます。


生理中の運動は、体温をあげるイメージで、食事は貧血を解消するような食事を心がける。そして、生理終了後に、もともとやっていたダイエットメニューに戻すというのが理想的です。


生理中の適切なダイエット方法まとめ

いかがだったでしょうか。

意外と生理とダイエットの関係について知らないことが多かったのではないでしょうか。

最後におさらい

  • 生理中でもダイエットの継続は可能
  • 生理中にダイエットしても無駄ではない
  • 運動は控えめに、激しい運動はダイエットに逆効果かも、体温をあげるぐらいの意識が大切
  • 食事は鉄・たんぱく質・ビタミンC・ビタミンBをバランスよく
  • 生理中の頑張りは、生理後に反映されない


ダイエットを頑張っている矢先、生理が来てしまい、続けようか悩んでしまう人も多いことと思いますので、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。


ダイエット関連ツール
当サイトでは無料で使えるダイエット高性能ツールをご用意しております。自分の身体やダイエットのことを正しく知りましょう。
下のリンクからご覧の各ツールを確認できます。
  • 目標摂取カロリー計算ツール
  • 目標消費カロリー計算ツール
  • PFCバランス計算ツール
  • 運動の消費カロリー計算ツール
  • 体脂肪率・体脂肪量計算ツール
  • BMI計算ツール
  • 基礎代謝計算ツール
  • 身長・体重ごと体型平均データ
  • 運動・食べ物カロリーデータ