期間×減量体重のダイエット方法

バナナダイエットは痩せるか徹底分析!朝と夜で全然効果が違います。

バナナダイエットって本当に痩せるの?または朝と昼どちらが効果的?などの疑問を持っている人が多いですね。


わりと昔からあるダイエット方法の一つですが、いまいちその効果がよくわからない部分があります。


筆者は自らもダイエットを実践し、100記事以上のダイエット記事を書いてきましたが、バナナダイエットについては、よくわからない部分があり、今回真剣に分析してみました。


今回は、痩せるのか?どのように食べるのかなどの疑問に完全決着をつけていきたいと思います。


この記事では、

  • バナナダイエットって本当に痩せるの?
  • バナナダイエットは朝と夜どっちがいい?
  • ダイエットにいいバナナの効果的な食べ方は?

このあたりを網羅的かつ詳細に解説していきます。


バナナダイエットはなぜ痩せる?そもそも本当に痩せるのか

まずは、「バナナダイエットって本当に痩せるのか」という点を検証していきます。女性誌などの様々な雑誌で、バナナダイエットが取り上げられることがありますが、バナナダイエットが痩せる理由は、

  • ①カリウムが豊富なので余分な水分が排せつされる
  • ②食物繊維が豊富なので、排便効果がある
  • ③1本あたり80kcal程度なので、低カロリー


主にこの3つの理由でバナナダイエットは効果があるということになっているんですね。


バナナダイエットが痩せる理由①カリウム

①に関して、確かにバナナはカリウムを豊富に含む食べ物の代表的な存在で、むくみの改善を期待できます。しかし、むくみを改善したと言っても体重に及ぼす影響は多くて0.5kg程度。しかもこれは毎日の水分補給で、増減を繰り替えているため、ほとんど誤差の範囲と言っていいでしょう。


バナナダイエットが痩せる理由②食物繊維

②に関しては、食物繊維で確かに排便効果を期待できますが、バナナを食べ続けても最大限排便されるのは1.8kg程度と言われており、これも水分同様に毎日増減を繰り替えています。


つまり①と②に関しては、確かに体重を減らす効果はあるものの、多くて1kg程度の減量が見込める程度だと言えます。


バナナダイエットが痩せる理由③低カロリー

③の低カロリーである!ということに関して言えば、確かに低カロリー。しかしこれはバナナに限ったことではなく、サラダを食べていて同じこと。バナナだけに効果がある特別なこととは言えません。


バナナダイエットは紛れもなく食事制限ダイエット

これまでのことを総合して考えると、水分や排便に一定の効果はあるが、ほぼ誤差の範囲で、バナナダイエットで体重が減るとすれば、それは低カロリーだから、ということになります。


つまりバナナダイエットというのは、紛れもなく食事制限ダイエットの一つということになります。


たしかに一食をバナナに置き換えることができれば、大幅に一日のカロリーをカットすることができます。


バナナダイエットは、置き換えダイエットとも言えるかもしれません。


バナナダイエットは朝と夜どっちが効果的?

バナナダイエットは、結局、食事制限ダイエットなんだなということが分かっていただけたところで、じゃあいつ食べるのがよいのかということを解説していきます。


ダイエット効果を得たいなら夜バナナが最適

再三申し上げている通り、バナナダイエットは食事制限ダイエットです。つまり、夜に置き換えることが最も効果を発揮します。一般的に一日で最もカロリーが高いのが夕食であり、夜は吸収も活発になっています。ダイエットに最も影響のある夕食をバナナに置き換えることによって、バナナダイエットの効果を最大化することができます。


バナナって糖質だよね?夜に食べて大丈夫?

少し詳しい人なら、夜の糖質の影響が最もダイエットにダメージが大きいことを知っているでしょう。それはその通りで、夜の糖質はできるだけ避けるに越したことはありません。


バナナの三大栄養をざっくり見てみましょう。

※バナナ一本分

  • カロリー:86kcal
  • 水分:70g程度
  • たんぱく質:1g程度
  • 脂質:0.2g程度
  • 炭水化物:22g程度


バナナは水分の割合が最も多く、その次に炭水化物の割合が多いですね。炭水化物には1g程度の食物繊維も含まれていますが、それを差し引いてもだいたい20g程度が、バナナの糖質量ということになります。


この20gの糖質はダイエットに影響があるのか、気になるところです。


糖質制限ダイエットを提唱しているライザップやロカボなどは、平均すると一日あたりおよそ50g以下の糖質量を提唱しています。つまり、バナナ一本ぐらいではダイエットにそこまで影響がないということが言えるでしょう。


朝バナナはあまり効果が期待できない

一方朝バナナダイエットはあまり効果を期待できません。

朝はそこまで食べている人もいないと思いますし、それをバナナに置き換えたところで、影響は微々たるもの。


各種雑誌では、朝のミネラルと食物繊維に効果がある!ということを言っている人もいますが、その影響は微々たるもの。


食物繊維に関して言えば、前日の夜に食べたほうが、次の日の朝の排便効果を期待できます。


間食としてのバナナはダイエット効果あり

間食としてバナナを食べるのは、効果があります。時間帯的には、夕方3~4時にバナナを食べるがベストです。参野おやつならぬ、3時のバナナですね。


3時というのは、昼食時に上昇した血糖値が、通常の状態に戻る頃。


この時間帯に食べておくと、夕食時の血糖値の急上昇を抑えることができ、かつ食欲もおさえることができ、結果として夕食の摂取カロリーを抑制することができます。


間食のおやつとしてバナナを食べる場合は夕方3~4時!これを覚えておきましょう。


バナナダイエットの効果を最大化する食べ方

それでは、ここからは具体的にバナナの食べ方を解説していきます。


ダイエット効果のあるバナナの食べ方①夕食をバナナ二本と置き換える

最もシンプルな方法は、夕食とバナナを置き換える方法です。もちろん1本でもよいですが、空腹に耐えられない可能性があるので、2本食べましょう。2本程度のカロリーなら問題ありません。バナナ2本のカロリーはおよそ170kcal程度なので、夕食時のカロリーを大幅にカットすることにつながり、糖質も許容範囲内です。


夕食をバナナ二本に置き換えると、1ヵ月で最低でも2kgの減量は見込めるでしょう。


ダイエット効果のあるバナナの食べ方②間食1本夕食1本

さらに効果を出したい人は、間食に1本、夕食に1本に分けてバナナを食べる方法です。夜に二本一気に食べてしまうよりも、さらに血糖値の上昇が緩やかになり、ダイエット効果が高まります。


ダイエット効果のあるバナナの食べ方③間食バナナだけ

間食にバナナを食べ、夕食の量を半分にするやり方です。夕食をバナナと置き換えると、さすがに飽きてきます。さすがにバナナだけはきついなぁという人は、間食にバナナを取って、夕食はいつもの半分に抑えるという方法で、ダイエット効果が期待できます。


体重の減少スピードは、少し落ちますが、1ヵ月以上継続していくならこの方法ベストかもしれません。


バナナは30分かけてゆっくり食べるのが理想

バナナダイエットで最も重要なのは、食べるスピードです。バナナはあまり腹持ちがよくありませんし、お世辞にもお腹いっぱいになる量ではありません。

しかし30分かけてゆっくり食べることで、満腹中枢を刺激するレプチンが脳に届き、満腹感を感じることができます。


30分もかけてバナナ一本食べるのは、非常に退屈な作業なので、バナナ1本を食べて、30分以上間隔をもって、さらに一本食べるというのがいいかもしれません。


バナナダイエット1週間実践すればどのくらい効果がある?

バナナダイエットの効果について、1週間ぐらいでどのくらいの成果が出るのか気になるところです。

やり方と、バナナ以外の食事、そもそもの体重によってどのくらいの減量が見込めるかは変わってきます。


ここはあくまでも目安的にご覧ください。


  • バナナ1本と夕食と置き換えた場合:1kg程度
  • バナナ2本と夕食を置き換えた場合:1kg程度
  • 間食バナナを実践した場合:1週間では効果不明


こんな感じですね。夕食と置き換えた場合でも、最初の1週間の体重減少は、脂肪の減少によるものではなく、排便効果やむくみ改善によるものです。


間食バナナを実践し、夕食の量を抑えた場合は、1週間程度ではあまり効果が見えないと思います。


バナナダイエットは1ヵ月以上実践して初めて効果を感じることができるでしょう。


他の方法でダイエット中だが併用は可能?

他のダイエットを実践している人で、ダイエット中にバナナを食べてもよいか気になっている人もいますね。


結論から言うと、可能です。


糖質制限ダイエットなどの食事管理系ダイエットを行っている人は、バナナ1本の糖質が20g程度であることを認識して、食べるか食べないかを判断するとよいでしょう。


ちなみに糖質20gというのは、茶碗3分の1程度のお米の糖質量とほとんど同じです。


運動系ダイエットを行っている人は、運動の種類によって食べる食べるタイミングが違います。


筋トレダイエットのような無酸素運動系ダイエットの場合は、運動の前にバナナを食べるのがよく、ウォーキングなどの有酸素運動中心のダイエットの場合は、その後バナナを食べるのがよいです。


バナナダイエットまとめ

いかがだったでしょうか。少し長文になってしまったので、おさらい。

  • バナナダイエットは痩せる
  • バナナダイエットは食事制限ダイエット
  • バナナは夕食と置き換えるが最も効果的
  • 間食バナナはおすすめ。食べるなら3~4時
  • できるだけゆっくり食べるのが重要
  • 他のダイエット中でもバナナを食べてもいい。ただしタイミングや量は要調整。


シンプルなダイエットと思いきや、実は考慮することがたくさんありました。夜バナナをしっかり続けると、確実に体重が落ちます。


興味のある方は、ぜひやってみてください。


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